コロナ感染のムバッペ、FFFからPSGに通知なし レオナルドSDが「敬意の欠如」と苦言

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パリ・サンジェルマンのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるレオナルド氏がフランスサッカー連盟(FFF)の対応に苦言を呈した。フランス『レキップ』が報じている。

今月の代表ウィークでフランス代表にFWキリアン・ムバッペとDFプレスネル・キンペンベを派遣したPSG。先のスウェーデン代表とのUEFAネーションズリーグで決勝弾を決めるなど活躍したムバッペだが、7日に受けた検査で新型コロナウイルスの陽性反応が検出され、代表から途中離脱した。

これにより、8日に行われるUEFAネーションズリーグのクロアチア代表戦のみならず、PSGにとってリーグ・アン開幕戦の10日に予定する第2節のRCランス戦も出場が危ぶまれるムバッペ。すでにブラジル代表FWネイマールら6選手の陽性者を確認しているといわれるPSGにとって、悩ましい一報だ。

しかし、レオナルドSDによると、ムバッペの陽性反応はメディアを介して知ったようだ。フランス『RMC』のインタビューで何の通知もしてきていないというFFFを批判した。

「マスコミを介して、我々の選手のひとりに陽性者が確認されたのを知るのはまったくもって受け入れられない。彼らは声明を出して、選手を家に帰した。しかし、連盟から我々のところに何も伝えてきていない。誰も連絡をしてきていないんだ」

また、「選手が帰宅したというのに、クラブとコミュニケーションを図らないなんて敬意を欠いている。話をしたのはムバッペだけ」と語ったレオナルドSDは複数選手の陽性反応を受けて、指摘されるPSGの管理不足にも言及。こう反論した。

「周囲の人々は我々の管理不足だと言い張る。しかし、こういう事態になっても、PSGは管理していかなければならない。PSGは歴史のなかでいつも悪者扱いされる」