携帯ショップの受付業務が縮小中、新型コロナ禍でのショップ利用法

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新型コロナウイルス感染症の流行拡大を防ぐため、多くの施設やお店の閉鎖や休業が続いています。
携帯電話は「インフラ」として利用される側面からショップの休業はショッピングモールなどテナントの都合を除き「原則営業」となっているものの、キャリアショップを中心に「時短営業」や「受付業務の縮小」と、平時のようには利用できない状況です。

先にも書いたように、携帯電話は現代社会にとって欠かせないインフラであり、使えず困ったときに携帯電話ショップに駆け込んだことがあるという人は多いでしょう。

そんな中、時短営業や受付業務の縮小という今の状況は、
「もしも」があった際、
携帯電話ショップを頼りにできるのかは不安です。

携帯電話の各社は「電話やネットで、ショップで行う手続きの大半が行える」と案内していますが、あらかじめ「ショップでないとできないこと」にどんなものがあるかを知っておけば、もしもの際に困らずに済むはずです。

そこで今回は「どんな内容ならば、ショップを利用できるのか」「逆に電話やネットで済ませられる手続きはどんなものがあるか」を解説していきます。


○一番不安な「もしも」の「修理」は店頭でも受付中
受付業務を縮小している現在、ショップ店頭でも受け付けている代表的なものに「故障、修理の相談」があります。

修理受付自体は電話やネットでも行えるのですが
・そもそも携帯電話しか連絡手段がない
・壊れてしまったが代わりがない
ともなれば、電話やネットで修理の申込もできませんし、代わりの電話機を借りるにもショップ店頭で借りるしかありません。

コロナ禍の中でも携帯電話ショップが営業を続けている理由は先にも書いた通り「インフラとしての役割を担っているから」です。
そのため、もしも電話機が故障してしまうようなインフラを失う場合には、受付業務を縮小中の携帯電話ショップでサポートを受けることが可能です。


○電話機の購入はネットでも可能



まだまだ多くの人が携帯電話の買い替えをショップや家電量販店で行っているはずです。
しかし多くの販売店が休業や時短営業、そしてショップのように受付業務の縮小を行っている中、買い換えたい場合はどうしたらいいのでしょうか。

そこで利用したいのは「オンラインストア」です。

携帯電話各社はオンラインストアを運営しており、そこで機種変更の手続きを行うことが可能です。
購入手続きを行うとだいたい2〜3日後、遅くともだいたい1週間ほどで自宅に新しい電話機が届きます。

長年使ってきた携帯電話機の調子が悪く、すでに保証も切れているので次に調子が悪くなったら買い換えようと考えている。
2年縛りや分割払いを終えたタイミングで新しい機種に買い換えたい場合。
買い替えの理由が「故障して動かなくなってしまった」など急を要する場合はショップ店頭でも買い替え手続きを受け付けてもらえますが、そうでなければ外出自粛に貢献するという点でも、オンラインショップでの購入を試してみてはいかがでしょうか。


○料金プランやオプションサービスの変更



ショップ店頭で相談することも多いのが「料金の相談」です。

なんとなく毎月支払っている額が高い気がする。
自分の使い方なら、もうひとつ上のプランの方がいいと思うけど、どうなんだろう。

こんな相談をしにショップへ行ったことがある人は多いのではないでしょうか。

しかしながら、現在受付業務を縮小している携帯ショップでは、こうした料金の相談を行うことができません。

そこで利用したいのが「電話」または「ネット」です。
電話窓口へ契約者本人が連絡を行えば、毎月の請求額や加入中のプランが何かを確認することもできます。それを元に自分にあったプランを選んでもらい変更することが可能です。
より細かなオプションサービスの加入状況も調べてもらえますので、もし不要に感じたオプションサービスがあれば、これも電話で解約することが可能です。

また、スマホやパソコンであれば請求の明細も簡単に確認することができます。
そのままネットからプラン変更やオプションサービスの変更もできますので、カタログやWebページで加入中のプランなどを調べられる人は、ネットで済ますのがオススメです。


○解約は「特別に電話でも受け付け中」
また、ショップ店頭でしか行えない手続きの代表として「解約」があります。

NTTドコモとSoftBank(Y!mobile含)の2社は現在、ショップ店頭での解約手続きが行えません。

そのため、特例として電話窓口での解約を受け付けています。

携帯電話が壊れてしまうなど、インフラとして困る場合のみはショップへ。
それ以外の手続きは電話やネットで代用できるため、時短営業や受付業務が縮小されている間はこれらを活用するのが、自分自身の感染リスクを抑える点でも有効です。
もちろん、通常時でもショップ店頭で何時間も待つよりは、今後も電話やネットで手続きが行えますので、この機会にショップ利用の予定があった人は、ぜひ電話やネットなど「店舗以外」での手続き、相談に挑戦してみてはいかがでしょうか。


執筆 迎 悟