サッカー日本代表は20日、国際親善試合キリンチャレンジカップでキルギス代表に4-0と快勝した。同日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、解説者の澤登正朗氏が、就任から5試合無敗の森保一監督を高く評価している。

世代間の融合を図りつつ、ワールドカップでベスト8のウルグアイも下すなど、4勝1分けと初陣から5戦無敗の森保ジャパン。澤登氏は、ここまでの出来に75点という点数をつけた。

採点理由の一つは、中島翔哉や南野拓実、堂安律、冨安健洋といった若手を登用しつつ、「森保監督がやりたいサッカーが間違いなくできていた」からだ。ボールを失った瞬間に奪い返しにいく切り替えの早さや、奪い返したボールを縦に早く出す点が評価されている。

一方で、75点にとどまった理由について、澤登氏は「守備の不安定さがあった」と課題を挙げた。失点に直結する最終ラインでのミスが「もったいない」と指摘。クリアするのか、つなぐのかをはっきりさせる意識を持てば、失点が減って安定し、「あと25点は埋まる」と述べた。

年内最終戦を終えた森保ジャパンは、来年1月にアジアカップへと臨む。澤登氏は「安定した守備も絶対的に大事になってくる」「長い戦いの中で固定メンバーではなかなか戦えないので、交代選手がいろいろな役割をできるのか、選手層の厚さが大事になってくる」と話す。

「魅力的なサッカーをしているので、どういう形で日本らしいサッカーを展開できるか」がポイントという澤登氏だが、「かなりチーム状態が良くなっているので、期待できる」と森保ジャパンを評価。

アジアカップを奪還できるかとの質問に、澤登氏は「可能性はかなり高い」と回答。確率を問われると、困惑した様子を見せながらも「90%」と高い数字で返した。