CBS MarketWatchによると、NYMEX（ニューヨーク・マーカンタイル取引所）の金先物2月物は12日、日本やインド、中国、中東の投機筋の買い意欲や実需が強い中で、値を上げ、一時1オンス＝543ドルまで上昇、1981年4月以来24年8カ月ぶりの高値となり、その後、前週末比1.30ドル高の1オンス＝531.50ドルで、8営業日続伸して引けた。

　　NYMEXの金2月物は、強い実需と中銀の買い入れ、インフレ懸念などで12月初めから25ドルも上昇しており、年初からでは17％も値を上げている。ベア・スターンのアナリスト、マイケル・デュダス氏は、2006−2007年の金の平均価格の予想を465−475ドルから510−525ドルに引き上げている。【了】