「ワンダーフェスティバル」は世界最大級の造形イベントであると同時に、日本中からコスプレイヤーが集結することでも知られています。今年のワンダーフェスティバル2018[夏]は前日に台風12号が会場に接近しており、悪天候で屋外エリアの解放が危ぶまれたものの、自慢のコスチュームに身を包むたくさんのコスプレイヤーが集まっていたので、会場の様子をまとめてみました。

イベント当日の午前中は、晴れていたと思ったら大雨が降り、数分後にはまた晴れているというような不安定な天候。午前中は、屋外のコスプレエリアもほとんど人がいませんでした。



会場屋内の商業ブースでは、コスチュームに身を包んだコンパニオンの姿を見つけることができました。「プラッツ」のブースにいたのは「ガールズ&パンツァー劇場版」に登場した島田愛里寿のコスチュームに身を包んだコンパニオン。



大洗女子学園の制服を着て、「ボコられグマのボコ」のぬいぐるみを連れていました。



キューズQのコンパニオンは、「超次次元ゲイム ネプテューヌ」シリーズに登場するノワールのコスプレをしていました。





アゾン・インターナショナルでは、「ゲゲゲの鬼太郎」のネコ娘の格好をしたコンパニオンがパンフレットを配っていました。





CoolPropsのブースでパンフレットを配布していたコンパニオン。



「エイリアン」シリーズに登場するネクロモーフ頭部のプロップを背景に、妖艶な雰囲気が漂います。



会場では「九五式軽戦車里帰りプロジェクト」と題して、ガールズ&パンツァーに登場する知波単学園の九五式軽戦車が商業ブースに鎮座していました。



乗っていたのは兵隊の格好をしたスタッフ。



セガ・インタラクティブのブースには「ペルソナ5」に出てくるモルガナカーのモデルが展示されていました。



モルガナカーの傍らでパンフレットを配布していたのは、「ペルソナ5」の高巻杏のコスプレに身を包んだスタッフ。



胸元には杏のアクリルアクセサリーを付けていました。



商業ブースから出て、コスプレイヤーが集まるホール間の通路へ向かいます。敬礼をして出迎えてくれたのはよりたんまんさん。



よりたんまんさんがコスプレしているのは、帽子の文字にあるとおり、よこすか海軍カレーの公式キャラクター「スカレー」の擬人化とのこと。



同じ通路で露店を開いてキャップや弾薬を扱っていたのは、ウミエデンさん。Fallout 4で主人公の相棒になってくれるマクレディのコスチュームに身を包んでいます。



ロシアから取り寄せたというパルスライフルのプロップを構えたところ。



当日はトラブルでうまく作動しませんでしたが、スイッチを入れるとサイト部分が光り、本物のニキシー管でゲージを表示できる本格的な仕様になっているとのこと。



この後再び天気が崩れ、屋根がない天井中央から通路に大雨が降ってきましたが……



ウミエデンさんは映画「プラトーン」のように雨粒を受けて、通路を歩いている人たちの注目を一身に集めていました。



昼を過ぎると、午前中とは打って変わって太陽がずっと顔を出し、天候も安定。屋外エリアにコスプレイヤーやカメラマンたちが集まります。



また、今をときめくバーチャルYouTuber「輝夜月」を発見。





コスプレをしているのは、霧雨れれさんです。





すぐそばの木陰で「となりのトトロ」のトトロが傘を差していて、道行く人から「大雨はお前の仕業だったのか」と言われまくっていました。



トトロの横でめりさんがコスプレしていたのは「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」より菅生あすかのもの





新島襄さんがコスプレしているのは、「モンスターハンターダブルクロス」のキリンXR装備。



ハンターの武器は双剣でした。





「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のゼロツーのコスプレをしていたのはKAPIさん。



まだ中学生だというKAPIさんは、ワンダーフェスティバルのような大きなイベントでコスプレするのは初めてとのこと。「他にもコスプレする人がたくさんいっぱいいるのが楽しい」と笑顔で語っていたのが印象的でした。





東京湾を台風が襲った次の日、葵由美さんと大塚怜さんがコスプレしているのは「機動警察パトレイバー」の特車小隊の隊員でした。



「やはり台風といえばパトレイバーだし、青空が合う……」とつぶやきながら撮影している人もいました。



天気がよくなり、急激に暑くなる屋外で虫取り網を構えていたのが、「ぼくのなつやすみ」の主人公のコスプレをするゆきさんでした。



前日に思い立ち、3時間ほどで作ったとのこと。



顔のマスクを被るとまわりの音がほとんど聞こえなくなるばかりか、マスク内部はサウナのようになるようで、ゆきさんがマスクを脱ぐと滝のような汗が流れていました。



さまざまな作品のコスプレがある中で、特に多かったのはやはり「Fate/Grand Order」のコスプレ。青島文化教材社のブースでパンフレットを配布していたコンパニオンは、「Fate/Grand Order」のジャンヌ・ダルクのコスチュームに身を包んでいました。





屋外エリアで旗を振っていたFate/Grand Orderのジャンヌ・ダルク・オルタは、白虎堂ひやさんによるコスプレ。





うろさんがコスプレしているのは、礼装として浴衣を着ているセイバー。



蒸し暑い屋外エリアでしたが、浴衣のコスプレは見ていてとても涼しげ。



奥内エリアでは、Fate/Grand Orderの沖田総司とFateシリーズのランサーです。



光戒さんがコスプレしているランサーは私服バージョン。もちろんゲイ・ボルグも装備。



沖田総司のコスプレをしているのはあらたさんです。



NAKAMÜさんがコスプレするのは、「Fate」シリーズのギルガメッシュ。



迫力ある金色のヨロイが特に目を引きます。



いかにも王らしい自信に満ちた腕組み



屋内エリアで他にも目を引いたのは「機動戦士ガンダム」のセイラ・マスと「機動戦士ガンダムSEED」のストライクガンダム。



ストライクガンダムのコスプレをするバルキリーさんにポーズをお願いしたところ、実はかなり関節が不自由になっているとのこと。また非常に暑いため保冷剤を使った「冷却パック」を搭載しているそう。



セイラさんのコスプレをするのはめろ。さん



日影ひがささんがコスプレしているのは、2018年のアニメ化が発表されている「ブギーポップは笑わない」よりブギーポップ。マントの下にはセーラー服も着ています。



「ブギーポップ」シリーズのファンという日影さんは、細かい部分を作り直しながら衣装をアップデートしているとのこと。





ホール間通路でアイドルマスター シンデレラガールズの宮本フレデリカのコスプレをしていたのはハイディさんです。



ハイディさんは、声優・アイドルを目指してアメリカから来日して約1年とのことでしたが、そうはまったく思えないほどとても流ちょうな日本語で応対してくれました。







「ウマ娘 プリティーダービー」のスペシャルウィークとサイレンススズカのコスプレも発見。



スペシャルウィークのコスプレをしているのは、遠吠さん。





対するサイレンススズカのコスチュームに身を包むのは春名涼さんです。







再び屋外エリアに出ると、「FINAL FANTASY X-2」のティーダとユウナを発見。



ティーダのコスプレをしていたのはたかぴーさん





そして、ユウナのコスプレをしていたのがヨルさんです。





アルボックさんはゼットンのマスクを被っていました。



ゼットンのマスク中央部には電飾が施されていて、スイッチを入れると点滅します。



ツルギさんがコスプレしていたのは燃えるヒーロー、「ウルトラマンレオ」のウルトラマンレオでした。



蒸し暑い中でも麦茶でこまめに水分補給しながら、ウルトラマンレオは屋外エリアを見守っていました。