日本代表、大健闘の「W杯6大敗者」選出 海外メディアも称賛「最も成功した存在」
下馬評を覆してベスト16進出の日本、強豪ベルギー戦の戦いぶりにも賛辞
ロシア・ワールドカップ(W杯)もいよいよ決勝戦を残すのみとなった。
日本代表は決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で2点を先行しながらも、後半24分から3失点。決勝トーナメントで2点リードからひっくり返されたのは48年ぶりという歴史的逆転負けだった。しかし、世界では優勝候補と目されたFIFAランキング3位の難敵相手に見せた日本の健闘ぶりに対して、世界から賛辞の言葉が送られている。
そのなかでフィリピンメディア「ABS-CBN Sports」は、「2018年W杯でパワーアップした6大アンダードッグ(敗者)」と見出しを打って特集。アルゼンチン相手に1-1と引き分けに持ち込んだアイスランド、前回W杯王者ドイツ戦を撃破したメキシコ(1-0)と韓国(2-0)、アイスランドを2-0と圧倒したナイジェリア、格上ポーランドに1-0と勝利したセネガルが選出。そのなかコロンビア戦で2-1と金星を挙げるなどベスト16に駒を進め、ベルギーをあと一歩のところまで追いつめた日本も選ばれている。
「日本は間違いなく、このリストに挙がったチームの中で最も成功した存在だ。サムライ・ブルーはベスト16に進出し、ベルギー戦ではゲンキ・ハラグチ、タカシ・イヌイのゴールで一時は2-0と優位に立ち、ベスト8進出に肉薄。だがベルギーが終了間際の見事なカウンターで終止符を打ち、なぜ彼らが優勝候補と評されるかを証明した。日本にとっては、ほろ苦い思い出になった」
記事ではそう伝えており、下馬評の高くなかった日本がグループリーグを突破し、強豪ベルギー戦で健闘した様子を称えていた。日本初のベスト8は惜しくも逃す形となったが、世界に与えたインパクトは壮大なものだったようだ。
(Football ZONE web編集部)