川久保ジョイ、Nerhol(ネルホル)など
新進気鋭アーティスト5人による
視覚をテーマにしたグループ展開催

2016.09.15


©藤元明 ≪Fountain≫ movie data, 2016

「芸術の日常性」をテーマに、新進気鋭のアーティストを中心とした個展や企画展を開催するセゾンアートギャラリーで、10月2日から新たなグループ展がスタートする。

今回のタイトルは「見るものが見えるものになる時」。視覚をテーマに、異なるジャンルから今勢いのある若手アーティスト達が集まった。参加したのは、デザイナー・田中義久と彫刻家・飯田竜太によるユニットグループ「Nerhol(ネルホル)」、写真家の濱田祐史に川久保ジョイ、そして「NEW RECYCLE」や「エネルギー」といったテーマでコンセプチュアルな作品を制作するアーティスト、藤元明の5名。

「“見るもの”は主体から対象物へ方向が向いていて、“見えるもの”は対象物からの何らかの作用により自分が“見える”という受動的な要素が含まれている」。これまで当然のこととされてきたこの定義を改めて見つめ直し、それぞれが自分なりの定義に変換させて作品を発表するという。「見る」という身近なテーマを通じて、若手アーティストたちの作品はどのように化学反応を起こすのか。これまで当たり前のものとしてきたものに疑問をなげかける本展示は、日常にちょっとした刺激を与えてくれるかもしれない。

(Text:Yuki Motomura)

見るものが見えるものになる時
会場:SEZON ART GALLERY 1F , B2F
   東京都渋谷区神宮前3-6-7
期間:2016年10月2日(日)〜10月23日(日)
   11:00-18:00
休館日:不定休
http://sezonartgallery.com/exhibition/fsts/

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