現在ポルトガル1部のポルティモネンセでプレーする中島翔哉【写真:Ana Borralho/Portimonense】

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日本代表初選出翌日に今季7アシスト目 好調のアタッカー獲得に“赤い悪魔”の名も浮上

 ポルトガル1部ポルティモネンセのMF中島翔哉は、3月に欧州遠征を行う日本代表のメンバーに初選出された。

 初の海外挑戦ながら確かな活躍を見せており、「中島株」はさらに上昇。“赤い悪魔”として知られる世界的ビッグクラブも関心を示しているという。ポルトガル紙「O JOGO」が報じた。

 中島は昨年8月にFC東京からポルティモネンセに期限付き移籍。リーグ戦23試合に全て先発出場し、リーグ7位タイの9得点、7アシストとチームの顔として攻撃を牽引している。

 15日に発表された日本代表メンバーでは、26名中唯一の初選出。バヒド・ハリルホジッチ監督から「ドリブラーでこれだけ俊敏で爆発的なものがある選手は日本にはなかなかいない。爆発的なスピードがあるので、1対1で抜けるのではないか」と言及されるなど、個人で局面を打開できる能力を高く評価された。

 翌16日のリーグ第27節セトゥーバウ戦(1-1)では、前半14分に左サイドを抜け出すと、ゴール前のMFデネルにダイレクトでクロスを送り、同点弾を演出。代表招集を自ら祝うかのように今季7アシスト目を決めた。中島にはこれまで、ポルトガルの強豪FCポルトやベンフィカ、MF香川真司が所属するドイツのドルトムントなど複数クラブが獲得候補として名前が挙がっていたが、“赤い悪魔”も関心を示しているようだ。


中島のコメントも紹介「将来的にはポルトでプレーできたら…」

「O JOGO」紙は「ユナイテッドが日本の選手を獲得する?」と特集。香川も所属した同クラブで、元韓国代表MFパク・チソン以来、アジア人選手が大活躍を見せていない背景に触れつつ、「マンチェスター・ユナイテッドは夏にアジア人選手を連れて行くだろう。その選手は日本のウインガー、ショウヤ・ナカジマだ」と報じている。

 記事では、「マンチェスター・ユナイテッドはナポリやドルトムント、アトレチコ・マドリードのような欧州クラブと競わなければならない」と他の強豪クラブも獲得を検討する選手であることに言及。その一方で、中島がポルトについて語ったコメントも紹介した。

「ビッグクラブへの移籍をどう思うか? 僕は全てのビッグクラブが素晴らしいと思う。自分がどこに行くかは分からない。でも、ポルトのようなチームは好きだ。ポルトが好きだし、今は同じリーグにいる。もし将来的にチャンスがあるなら、ポルトでプレーできたら嬉しい」

 日本代表は3月23日にマリ代表、27日にはウクライナ代表と対戦する。初代表でアピールし、“大逆転”でのロシア・ワールドカップ行きはなるのか。世界の舞台に立てば、ビッグクラブへの移籍もさらに現実味を帯びてくるだろう。


(Football ZONE web編集部)