ミランFWズラタン・イブラヒモビッチが、25日に行われたミラン対ユヴェントスの一戦について言及した。クロアチア代表との国際親善試合を前にした会見で、スウェーデン代表である同選手は、ミランMFサリー・ムンタリの得点が認められなかったことや、自身が出場停止だったことについて、次のように話している。

「ムンタリのゴールが得点にならなかったのは、サッカーにとっての悲劇だ。試合後は怒っているというより、残念に思ったよ。あれがゴールだったのは、誰もが見ていたはずだ。あの状況で、あれが得点にならないなんて…。オフサイドに関してミスをすることはあり得るが、ああいうゴールでのミスはあり得ない」

「対戦相手はオレを止めようとしてあらゆることをしてくるんだ。ミスから学び、繰り返さないようにするよ。でも今後、こういうことをまた自分がやるかどうかは言えない。ピッチでは常にすごい緊張感があるんだ」

だが、スクデットへつながる長い道のりを前に、ミランは前を見ようとしている。文句を言っていても、何の役にも立たないからだ。だからこそ、3月3日に行われる敵地でのパレルモ戦を見据えているのである。

ミランが敵地でパレルモに最後に勝ったのは、2005-06シーズンまでさかのぼる。このときはフィリッポ・インザーギとアンドレイ・シェフチェンコのゴールで2−0と勝った。だが、翌年はカカーがPKを止められるなどしてスコアレスドロー。以降は4連敗となっている。

だからこそ、マッシミリアーノ・アッレグリ監督がパレルモ戦について「決定的な一戦」と称したのは正しい。特に、ユヴェントスはホームでのキエーヴォ戦で勝ち点3を挙げると見られるからだ。さらに彼らは、3月7日の未消化分のボローニャ戦でも勝利を目指している。つまりここからは、止まってしまった方が負けるというところだろう。