司会を務めた日本テレビの小熊美香アナウンサー(左)がカメラの方向を指差すも、背中を向けておどけるデンゼル・ワシントン
 米俳優のデンゼル・ワシントンが20日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われた映画「サブウェイ123 激突」(9月4日公開)の特別試写会に出席し、舞台挨拶を行った。

 作品は、ニューヨークの地下鉄を舞台に、頭脳明晰な地下鉄ハイジャック犯(ジョン・トラボルタ)と、その交渉役に指名されてしまった平凡な地下鉄職員(デンゼル・ワシントン)のギリギリの頭脳戦を描いたサスペンス。

 9年ぶりの来日となったデンゼルは、「長年サポートしてくれて、ありがとう。今回はいい作品に仕上がっていると思います」と挨拶。「僕を映画で見るとちょっと太って見えます。でも、これは映画のために25ポンドほどウエイトを付けたので、今は元に戻っています」と笑顔を見せた。

 この日は、都営大江戸線の国立競技場駅で「電車が出発します」「電車が到着します」と日本語での構内アナウンスに挑戦。「パワフルになった感じがした」と感想を語った。

 本会場へ向かう前には、品川で開催中の「夏休みファミリーフェスティバル 大鉄道博」を視察。「いろんな模型列車があって楽しかった。でも、僕は運転させてもらえなかったんだけどね」とジョークを飛ばした。日本食が大好きだといい、「皆さん、天ぷらのおいしいところを教えてください」と客席に問いかけ、笑いを誘った。

 舞台挨拶を終え、会場をあとにしようとするデンゼルだったが、帰りのエレベータ前には、色紙を持ったファンが集合。一つ一つ丁寧にサインに応じる姿も見られた。

 映画「サブウェイ123 激突」は9月4日から、TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。

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