金子局長、デンゼル・ワシントン、西川史子
 地下鉄職員とハイジャック犯との頭脳戦を描いたアクション・サスペンス「サブウェイ123 激突」。1974年の傑作映画「サブウェイ・パニック」を「エネミー・オブ・アメリカ」のトニー・スコットがリメイクした、この秋最大の話題作だ。ジョン・トラボルタ演じるハイジャック犯からの横暴な要求に対し、静かに交渉行うのはアカデミー賞をはじめとした数々の映画賞に輝く、ハリウッドきっての名優デンゼル・ワシントン。20日、映画の公開を記念してデンゼル・ワシントンが9年振りとなる来日を果たし、都営大江戸線・国立競技場駅にて一日運輸指令所長に任命された。

 駅構内でイベントという希有なシチュエーションに、多くの報道陣とファンが詰めかけ、あたりが熱気に包まれる中、東京都交通局・金子局長、一日駅長の西川史子に続きデンゼル・ワシントンが登場。大きな歓声に笑顔で手を振り応えた。

 金子局長から「一日運輸指令所長 任命状」が手渡されると、間違えて逆さまに持ってしまい、そのままカメラにアピールするというお茶目な出来事も。制帽が贈った西川は「私は普段、地下鉄に乗らないセレブなのですが、デンゼルさんのような素敵な男性が一緒なら乗ってみたくなりました」とお得意の上から目線のコメントをし、それを聞いたデンゼル・ワシントンは爆笑。「久しぶりの来日で、このような素晴らしい機会を与えてくださって感謝しています。皆さん本当にありがとうございます」と深々とおじぎをした。

 その後、実際に駅構内にてアナウンスを行い、自らの名札を見て満足気な様子だった。本イベント後も取材が続いており多忙なスケジュールである中、集まってくれたファン一人一人と握手と言葉を交わすなど、終始デンゼル・ワシントンの人柄がにじみ出ていた。

 映画「サブウェイ123 激突」は9月4日より全国ロードショー。

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