リーガ2試合で5ゴール、スペイン国王杯で1ゴール。この7日間で6ゴールと目下絶好調のバジャドリーのFWホセバ・ジョレンテ。20日のエスパニョール戦では試合開始後7.82秒にゴールを決め、2000年12月10日にマラガのFWダリオ・シルバがバジャドリー戦で決めた8秒でのゴールの記録を抜き去り、リーガ史上最速ゴールをマークした。

 キックオフ直後、FWビクトルからのロングパスを受けたジョレンテは相手DFをかわし、最後はGKの頭上を越えるループシュートを放ち、ネットを揺らした。試合後、このプレーについて振り返ったジョレンテ。「前々から考えていたプレーじゃない。試合が始まる前、センターサークルでビクトルが僕に調子を聞いてきたから僕はかなりいいって答えたんだ。そしたら彼が、じゃあ僕がロングパスを出すから全力で相手エリアに駆け上がる準備をしてって言ってきたんだ」とコメント。

 自身の最速ゴールはFWビクトルのアイデアから生まれたゴールだったとジョレンテは明らかに。この先制ゴールは好調エスパニョールの出ばなをくじく形となり、バジャドリーは2-1で勝利を収め、7位に浮上。そしてジョレンテは10ゴールで得点ランキングでも6位タイにつけている。

 最速ゴールに沸いた第20節だが、ビクトルらチームメイトのアシストでジョレンテはこれからもゴールを量産し続けていくに違いない。彼の勢いはしばらく続きそうだ。

(スペイン通信)