8日、東京・渋谷で始まった企画展「オブジェクツ・サブジェクツ<イマジネイション オブ ウルトラ>」(撮影:徳永裕介)

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ウルトラマンをアートとしてとらえた企画展「オブジェクツ・サブジェクツ<イマジネイション オブ ウルトラ>」(主催:パルコ)が8日、東京・渋谷のパルコミュージアムで始まった。

 今年はウルトラマンがブラウン管に登場してから40周年。本放送終了後も繰り返し再放送されたほか、現在まで続編制作や海外展開もされるなど、世代と国境を越えた根強い人気を誇っている。今回はウルトラマンを大人の目線で楽しんでもらおうと、開催の運びとなった。

 会場には、実際に撮影で使われたウルトラマンのカラータイマーや「科学特捜隊」の制服、隊員が胸に着けた流星マークのネクタイピンなどを展示。「ゴモラ」など怪獣の頭部や皮膚も見ることができる。また、パネル展示されたシリーズ初のアート写真集「OBJECTS―Imagination of Ultra」からの写真も会場を彩り、大人の雰囲気を醸し出している。

 主催者側によると、あえて余計な説明は付けなかったという。担当者は「放映が始まった1966年は夢と希望にあふれ、『これからの20年30年はどうなるのだろう』とみんな思っていた。これだけの展示はもうニ度と見ることができないかも知れない。ミドルエイジの方が人生を振り返るいい機会になるのでは」と話している。31日まで。【了】

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