ピルロ氏の引退試合には、各国から豪華なメンバーが集結した【写真:Getty Images】

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デル・ピエロやバッジョをはじめ、ロナウド、シェフチェンコらレジェンドたちが参戦

 ACミランやユベントスなどで活躍し、昨年11月に現役を引退した元イタリア代表MFアンドレア・ピルロの引退試合が21日にイタリアのサンシーロで行われ、豪華メンバーが集結した試合は14ゴールが飛び交う最高の一夜となったようだ。

 英紙「デイリー・メール」が報じた。

 “稀代のレジスタ”としてセリエAを中心に活躍したピルロ氏は、ミランやユベントスで6度のスクデット獲得に貢献。ミランで2度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げ、イタリア代表では06年ドイツW杯で優勝を果たすなど、世界最高峰の舞台で自身の存在をいかんなく発揮した。また、キャリア終盤はアメリカ・メジャーリーグ・サッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCに移籍。昨年11月に現役引退を発表するまで、クラブレベルでは計747試合に出場した。

 そんなピルロを最高の形で送り出そうと、サンシーロで行われた引退試合には超豪華メンバーが集結。FWアレッサンドロ・デル・ピエロやMFフランチェスコ・トッティ、FWロベルト・バッジョやDFパオロ・マルディーニら元イタリア代表メンバーが集まれば、FWロナウドやDFカフー、MFレオナルドといった元ブラジル代表組がピッチを彩り、元ウクライナ代表FWアンドリュー・シェフチェンコや元イングランド代表MFランパードらが観客を盛り上げた。


試合終了5分前に息子と交代、観客から盛大な拍手で感動的なムード

 そんな豪華な顔ぶれが揃った引退試合は、これまでともにプレーした選手たちやライバルとして争った選手たちがホワイトスターズとブルースターズに分かれて試合を実施。指揮官としてバッジョやアントニオ・コンテ、カルロ・アンチェロッティ、マッシミリアーノ・アッレグリ、ロベルト・ドナドーニら監督陣もベンチに座った。

 試合は互いにゴールを奪い合う展開となり、7-7の引き分けで終了。ホワイトスターズはミラン時代の同僚である元イタリア代表FWフィリッポ・インザーギがトリプレッタを記録し、ブルースターズはシェフチェンコや元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノらがゴールを奪った。

 試合終了5分前には息子のニコロと交代し、観客からの多くの拍手を受けピッチを降りたピルロ。「エモーショナルなサンシーロでの引退試合」は感動的なムードで幕が閉じられた。


(Football ZONE web編集部)