記事は、今大会で中国代表がミックスダブルス以外で金メダルを独占したとする一方で「しかし、成績よりも人目を引くのは、中国代表によるトロフィーの運搬方法だ」としたうえで、中国代表のチームドクターが5日に中国版ツイッター・微博上に掲載した写真を紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 ドイツで行われた世界卓球が閉幕した。今大会では日本勢も大いに活躍したが、終わってみれば男女シングルス・ダブルスの4種目で中国勢が金メダルを独占する「いつも通り」の結果となった。中国メディア・新浪は6日、中国代表が獲得した4つのトロフィーの持ち帰り方が「まるで廃品回収」と話題になっていることを伝えた。

 記事は、今大会で中国代表がミックスダブルス以外で金メダルを独占したとする一方で「しかし、成績よりも人目を引くのは、中国代表によるトロフィーの運搬方法だ」としたうえで、中国代表のチームドクターが5日に中国版ツイッター・微博上に掲載した写真を紹介している。

 その写真には、屋外の路上で業務用の折り畳み式小型台車の荷台に4個のトロフィーを乗せて運ぼうとしている様子が映っている。形状を見ると、確かに世界卓球中国選手たちが獲得したトロフィーのようだが、塗装が剥げて薄汚れた荷台の上に何のシートなども敷かずダイレクトにトロフィーが置かれているのだ。道は敷き詰められたブロックで舗装されており、この上で台車を押して歩けばトロフィーに少なからず衝撃が加わることだろう。

 毎度毎度のことで有難みがなくなってしまったのか、もともとそういう国民性なのかは分からないが、世界大会で獲得したトロフィーとは思えない雑な扱いである。これには中国のネットユーザーも驚きを覚えたようで「まるで廃品回収じゃないか。トロフィーの面子が丸つぶれ」、「全世界の卓球選手の夢であるトロフィーが粗末な台車で運ばれているのを見たら、他国の選手たちは血を吐くかもしれない」といったコメントが寄せられている。

 「どうせまた自分たちで持ち帰るのだから、多少手荒に扱ってもいいだろう」と考えているのだろうか。本当にこんな運び方をしているのであれば常識を疑わなければならないし、仮にジョークだとしてもトロフィーや大会に対するリスペクト不足の誹りは避けられないだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)