米男子プロゴルフツアーの「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」で連覇を果たした松山英樹【写真:Getty Images】

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PGA公式サイトでティーチングプロが解説、精神力を高く評価

 世界ランク5位の松山英樹(レクサス)は、米男子プロゴルフツアーの「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」で連覇を果たし、米ツアー4勝目を挙げた。逆転勝利を飾った松山について、PGA公式サイトも注目。現役プロゴルファーがその強さを解説している。

 同サイトが解説を依頼したのはPGAツアーに参加し、ティーチングプロでもあるデイビット・ハットセル。記事の中で、松山が最終日に4打差を逆転して勝利したことについて問われると「多くの人は、その状況はより重圧が少ないと言います。自分自身、それに同意します。ここ最近のゴルフトーナメントを見ていると、どんなに低い順位の選手がショットを打っていようとも、(上位の選手は)安心はできない」と指摘。そして、松山の強さについて以下のように解説している。

「彼はティーショットで長い距離を打てており、それは明らかに強みだ。またパットに関しても非常に安定している。彼はティーショットでフェアウェイをしっかりとキープする。そうすればショートアイアンでグリーンへとアプローチするチャンスが増えていく。距離はすべてではないとはいえ、アドバンテージとなる」

 ハットセルは、松山のショットの安定感をこう評価している。

 さらに、「もし追う立場でプレーしているのならば、ポジティブな姿勢を忘れないでほしい。心に少しでも迷いがあれば、確実にショットへと影響します」とも話し、日本人ゴルファーのメンタルにブレがなかったことも評価したという。24歳にして不動心を感じさせる松山のゴルフは、米国の専門家も唸らせるものだったようだ。