工藤公康氏

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30日、ヤフオクドームではプロ野球日本シリーズ第5戦が行われ、福岡ソフトバンクホークスが1-0で勝利。初戦を落とすも4連勝で逆転し、見事日本一に輝いた。

だが、緊迫した一戦は呆気ない幕切れに。1点を追う9回の阪神はストライクが入らないソフトバンクのサファテから3四球で一死満塁とチャンスを作るも、6番・西岡がファーストゴロ。ソフトバンクは本塁を封殺しダブルプレーを狙うも、そもそもラインの内側を走った西岡に守備妨害が宣告されゲームセットとなった。

この結末に「ちょっとガクッとしました」と語ったのは小倉智昭キャスターだ。31日放送、フジテレビ「とくダネ！」の番組冒頭で日本シリーズに触れると、「ベテラン攝津がよく投げて、キャプテン・松田がセンター返しをよく打ちました」と語りつつ、「秋山監督引退は残念ですけど、工藤公康が恐らくいい監督になると思いますから黄金時代が続くような気がする」などと次期監督と言われる工藤氏に期待を寄せた。

その工藤氏は、試合同日、テレビ朝日「報道ステーション」で解説を務めている。今回の日本シリーズを振り返ると、「1戦目阪神が打った。2戦目は打てなかった。これは武田選手の縦に大きく曲がるスライダー。カーブと言ってもいいんですけど、あの球が打てなかった。今日の試合を含めてそれ以降、バッテリーが大きな変化球を使うようになった。それで阪神が全く打てない。特にクリーンナップが打てなかった」と総括した。

また、次期監督就任を暗に示した古舘伊知郎キャスターから「ソフトバンクは来季楽しみですね」と話を振られると、「はい、楽しみですね。はい、しっかりと、はい」と一際大きな声で返答した工藤氏。言葉を濁しながらも、意気込んだ。