――来年7月にアナログ放送が終了するのと、今年12月購入分からは家電エコポイントが半減されてしまうので、駆け込みで薄型テレビを買う人が今すごく増えていて。せっかくテレビを買い換えるなら、今持っているのより画面サイズの大きいものを買いたくなるじゃないですか。奥行きのあるブラウン管から薄型テレビになったり、画面サイズが大きくなると、今持っているテレビ台と合わなくなるんですよね。

藤江:テレビ台は確実に合わせて買い換えた方がいいですね。POLYPHONYがあると、お家に帰ってきてからの楽しみが一つ増える気がする。ほら、最近みんな出かけないでお家に居るでしょ。だったら買った方がいいと思うよ(笑)。

――ブルーレイは何よりも映像が綺麗ですが、タイトルによっては2枚セットで3,000円とかお手頃な価格帯になってますからね。

藤江:本当にお買い得ですよね。

――先程、昨年に第81回アカデミー賞で音響編集賞を受賞した「ダークナイト」(2008年)を始め、藤江さんオススメの「ビートルジュース」(1988年)と「蝋人形の館」(2005年)、そして昨年12月に公開され大ヒットを記録した「アバター」のブルーレイをPOLYPHONYで鑑賞頂きましたが、感想は如何ですか?

藤江:最近ブルーレイ化されて映像が綺麗になっているので、旧作をもう一回観てみようという気持ちが強いんです。88年公開の「ビートルジュース」を見てみたら、これはこれでいいけど…やっぱり最近の「アバター」や「ダークナイト」は、音の厚みが違う! 映画館も、家庭でも音響機器の性能があがってるから、考慮して作られているんだろうな。POLYPHONYがあるんだったら、新作を観た方が楽しめるような気がする(笑)。


――音の面で、それぞれの作品のどういう所が印象に残っていますか?

藤江:「ダークナイト」は、アカデミー賞の音響編集賞を受賞しているんですよ。今まで正直、よくわからない分野の賞だったけど、POLYPHONYで聞くと、興味がわきますね(笑)。ようやくだけど、音響編集者の細かい仕事が分かるようになった気がする。「アバター」は、ジャングルでどこから動物とかが飛んで来るのか分かんない感じが、普通の環境で観るより余計にすごくハラハラした (笑)。あと、「蝋人形の館」のようなホラー映画とかは本当にすごくいいね!かなりの臨場感。

――ホラーは、追い詰められる人物の息づかいや心音に加えて、オーケストラのストリングスなどが視聴者の恐怖感を煽っていますよね。

藤江:音が演出の一つになってるんだなというのがよく分かるので、映画好きの人にもすごくオススメだと思う。アバターは映画館で3Dで観たのも面白かったけど、これだけ音がいいと、家で観ても十分に臨場感が伝わってくる気がするね。

――POLYPHONYは、3Dサラウンド再生にも対応しているんですよ。

藤江:そうなんだ!すごいね。どんどんお家でワガママになってくる(笑)。

――POLYPHONYと比べて、ご自宅の環境に対してちょっと物足りないなと感じることは?

藤江:だって、全然違うんだもん。本当に、別モノみたいな。こんなにいっぱい音があるなんて知らなかった、というレベルです。