力を合わせて家業をもり立てる美紀さん(後列右)、友美さん(同左)、夏樹さん(手前)(横浜市で)

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 【神奈川・横浜】横浜市港北区で露地野菜を生産する齋藤農園は三姉妹が力を合わせて両親を手伝い、生産から販売まで農業経営を力強く支える。海外原産や変わり種の野菜を作目に取り入れる他、交流サイト(SNS)を通じて旬の野菜やレシピなどの情報を発信。若い世代の客を呼び込むなど、家業に新たな風を起こしている。

 農園は、市街地に囲まれた1・2ヘクタールの農地で、年間20品目を超す野菜を生産する。園主の齋藤正宏さん(71)によると、庭先販売の歴史は60年に及ぶという。

 三姉妹は、長女・美紀さん(45)、二女・友美さん(42)、三女・夏樹さん(38)。進学や就職でそれぞれ一度は家を離れたが、今は近くで暮らし、早朝の収穫にも駆け付ける。家事や子育ての合間を縫い、話し合いながら作目ごとにスケジュールを組み、作業を分担している。

 新たな作目の導入にも積極的で、3人の意見が一致したら、種を取り寄せる。これまで、ズッキーニやバジルの他、青トウガラシ「ハラペーニョ」やエシャロット、ジャガイモでは色合いに特徴のある「シャドークイーン」「ノーザンルビー」などの栽培に挑戦してきた。

 一般にはなじみの薄い野菜が多く、夏樹さんがレシピを添えてインスタグラムに調理写真をアップしてPR。「見たよ、と声をかけてくれるとうれしいし、料理を作ってみたと言われれば、やりがいにもつながる」と手応えを語る。

 ネットの効果もあり、スーパーでは手に入りにくい野菜を求めて、同世代の客も多く訪れるようになったという。

 家業はいずれ美紀さんが継ぐことになるが、3人は「これからも皆で支え合い、楽しみながら農園を盛り立てていきたい」と話す。

 ※地方版掲載記事を電子版限定で全国公開しました。