「あのやり方では生き残れない」日本代表には何が足りないのか アルゼンチン紙が指摘したブラジル戦で起きた「2つの決定的な出来事」とは?【W杯】

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歴代最強とも言われた日本。しかし、彼らの挑戦は“鬼門”となっている決勝トーナメントの初戦でまたも終わった(C)Getty Images

 またしても夢は決勝トーナメントの初戦で潰えた。

 現地時間6月29日、サッカー北中米ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦が行われ、日本代表は、ブラジル代表に1−2で逆転負け。序盤から出足の鋭いプレスをかけながら果敢に挑み続けたが、目指した世界の頂には手が届かなかった。

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 29分に佐野海舟の鮮やかな“一人カウンター”で先制した日本だったが、大半の時間帯で自陣に押し込められる苦しい戦いを強いられた。後半開始早々から4トップ気味の布陣に変更して息を吹き返したブラジルに押し込められた56分にカゼミーロに同点弾を許すと、防戦一方に。強引に局面を打開する術も見出せない中で何とか耐えていたが、90+5分に痛恨の失点。自陣後方での判断を誤った田中碧のボールロストから最後はガブリエル・マルティネッリに完璧に決められた。

 試合後、日本の選手たちが口々に「まだまだ」と語った敗北。その内容に対しては、多くの海外メディアが「善戦」と健闘を称えている。その一方で、“鬼門”となっている決勝トーナメント1回戦でふたたび勝ち切れなかった結果に対する辛辣な意見も飛んでいる。

 アルゼンチンの全国紙『Ole』は、「技術よりもユニフォームの誇りに頼り、創造性よりも恥じらいに突き動かされ、ヴィニシウスに完全に依存し、歴史を刻むには力不足だった相手との共犯関係の下、ブラジルは後半終了1分前の予想外のゴールでベスト16に進出した」と皮肉。“宿敵”の稚拙なパフォーマンスを糾弾した上で、「日本は歴史的な快挙を目前にしていたにもかかわらず、結局は何も手にすることができなかった」と断じた。

 さらに同紙は、「試合を変えた2つの決定的な出来事が起きた」と強調。「ヴィニシウスが“レアル・マドリーモード”に入ったこと」「もう一つは、日本が序盤に見せていた戦術『守り切ってカウンターを狙う』に戻ってしまうというミスを犯したことだ」と列挙し、強いメッセージを発信した。

「日本はセンターバックやゴールキーパーの懸命な守りを含めて数々の幸運に救われてきたが、ワールドカップでは、あのやり方では生き残れない」

「日本の問題は、“強豪を軽んじる”という自信のある姿勢を一度も示させなかったことだ。それは日本人の気質に合わない。しかし、目の前にいた黄色と緑のユニフォームを着た男たちは、彼らにとってあまりにも手強い存在だった。まだ強豪を倒す準備ができていないという事実だけで、ブラジルには十分すぎるものがあった」

 一体どうすれば、決勝トーナメントで勝ち切れるのか。その課題を選手たちがどう解決するのかを興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]