【W杯】オランダ代表、“涙のゴール”で感動の光景…亡き我が子に捧ぐ魂の一撃に「泣いた」カグポの目に涙

【FIFAワールドカップ2026】オランダ代表 1ー1(2 PK 3) モロッコ代表(日本時間6月30日/モンテレイ・スタジアム)
特別な思いでピッチに立った男が涙のゴールを決めた。オランダ代表のFWコーディ・ガクポの得点がサッカーファンに感動を与えた。
日本時間6月30日、FIFAワールドカップ2026のラウンド32でオランダ代表はモロッコ代表と対戦。試合はスコアレスのまま進んだが、71分にロナルド・クーマン監督が2選手を投入すると、その交代策が試合を動かした。72分、GKバルト・フェルブルッヘンが味方からのバックパスをダイレクトで前線へ蹴り出すと、直前に入ったばかりの途中出場のFWヴァウト・ヴェグホルストが素早く落下地点へ入る。モロッコ代表DFのマークを外し、この試合最初のプレーで右斜め前のスペースへ頭で逸らした。
身長197cmのストライカーのポストプレーからFWクリセンシオ・サマーフィルが抜け出す。快足FWはボックス付近で転倒したものの、倒れながらも粘り強く並走していたコーディ・ガクポへ足先でパスを送った。
ボックス内へトップスピードで走り込んでいたリヴァプール所属のアタッカーは、ダイレクトで右足を一閃。この時間まで破ることのできなかったモロッコ代表GKヤシン・ブヌの牙城を打ち破り、ネットを揺らした。
ファン・ダイクらイレブンも駆け寄りガクポを抱き寄せる
貴重な先制ゴールを決めたガクポのもとには、オランダ代表のチームメイトが一斉に駆け寄った。同選手は27日、パートナーが妊娠中だった第2子を流産で亡くしたことを明かしており、精神面でのコンディションが心配される中、仲間たちは彼を支えるように抱き寄せた。
亡くなった我が子に捧げるゴールを決めたガクポは天を見上げ、目には涙。主将のフィルジル・ファン・ダイクやクラブでも同僚だったデンゼル・ドゥンフリースらが抱きしめ、その感情を分かち合った。
この場面にはSNSでも多くの反響が寄せられ、ファンからは「最高の父親だよ」「泣いた」「魂の一撃」「よく走った。よく決めた」など、感動の声が相次いだ。
ガクポのゴールで逃げ切りたかったオランダ代表だったが、90+1分に同点ゴールを許して延長戦へ。その後、PK戦にもつれ込むと3選手が失敗して敗戦。2大会連続でPK戦敗退という悔しい結果に終わった。(FIFAワールドカップ2026)
