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The Wall Street Journalにリークされた全社会議の内容によると、AI大手のOpenAIはちょっと焦っているようにも見えます。

サム・アルトマン氏をはじめとするOpenAIの経営陣は、全社会議で従業員に対して「ほかのすべてを差し置いて、ビジネスと生産性に集中する」という新たな戦略を発表したと、同紙は報じました。

OpenAIのアプリケーション部門を率いるフィジ・シモ氏は、この会議で次のように語ったとのこと。

脇道にそれることに気を取られて、目の前の好機を逃すわけにはいきません。

全般的な生産性、特にビジネス面での生産性を確実に向上させなければなりません。

今月初め、OpenAIは最新AIモデル「GPT-5.4」をリリース。これは、コーディングおよびエージェント用途にフォーカスし、複数のアプリをまたいだ作業を自動実行できるよう設計された初の汎用モデル。AIエージェントプラットフォーム「OpenClaw」で味わえるような、何でもできそうでついハマってしまう感覚に、ほんの少し近づいたものとなっています。

一方で、OpenAIの競合であるAnthropic(アンスロピック)とその主力AIモデル「Claude」は、2月に目覚ましい動きを見せました。まず資金調達額でOpenAIを上回り、その後は米国防総省との対立で、数週間にわたって世界的なニュースに。Fortune が報じたところによると、シモ氏は全社会議で、一部の政府機関がClaudeをなくてはならない存在と見ている状況は、OpenAIにとって警鐘だと語ったといいます。

ただ、ビジネスと生産性に集中しすぎると、これまで進められてきたほかのプロジェクトが放置されてしまう可能性も。具体的には、OpenAIが昨年ローンチした動画共有SNSアプリ「Sora」、サム・アルトマン氏が元Appleデザイナーのジョナサン・アイブ氏と組んで開発を進めていると噂されるAI搭載イヤホン、昨年リリースしたウェブブラウザ「ChatGPT Atlas」といったプロジェクトが挙げられます。

この流れだと、これらのプロジェクトの優先度は下がりそうで、一般ユーザーとしては少し複雑なところです。

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