対戦したマイク・タイソンとジェイク・ポール(右)【写真:Getty Images】

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タイソンがリングに

 ボクシング元世界ヘビー級王者の58歳マイク・タイソンは15日(日本時間16日)、米テキサス州・アーリントンで27歳のお騒がせYouTuberジェイク・ポールとのヘビー級8回戦(2分×8回)に臨み、0-3で大差判定負けした。エキシビションを除き、19年ぶりの公式戦。最後はゴング前に互いが戦いをやめ、米ファンは「米国の全員を軽視してる」「史上最悪」と混乱している。

 さすがのタイソンも衰えがみえる内容だった。8回途中、向かい合った両者だったが、ポールが突如お辞儀。両手を体の前で合わせ、もう一度会釈するように頭を下げた。タイソンも手を差し出して試合終了。ポールはあまりの実力差に気を使ったのだろうか。会場は騒然としている。

 試合を中継したNetflixの公式インスタグラムが動画を公開。「ポールがタイソンに頭を下げ、ポール対タイソン戦が終了」と紹介した。米ファンは「ボクシングと米国の全員を軽視してる」「史上最悪のファイトで、史上最悪のストリーミングだ」「なんだ、これで終了????」「まるで自分の父親と戦ってるみたいだ(笑)」「これでボクシングがつまらなくなった」と批判的な声が相次いだ。

 タイソンは05年6月に敗れて以来の公式戦。両者は7月20日に試合を予定していたが、タイソンの体調不良のため延期になっていた。

(THE ANSWER編集部)