復帰即マルチ安打を放った立正大・飯山

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 「東都大学野球2部、拓大4−3立正大」(16日、等々力球場)

 1回戦3試合が行われ、拓大が立正大に4−3で先勝した。今秋ドラフト上位候補で大学日本代表にも選出された立正大・飯山志夢(もとむ)外野手(4年・中央学院)が体調不良から復帰して即、マルチ安打をマーク。元日本ハムの父・裕志氏(45)と同じ世界を目指し、6球団のスカウトの前でアピールした。東洋大は国士舘大に1−0で完封勝利。専大は駒大に2−0で勝った。

 復活を印象づけた。マルチ安打を放った飯山は「久しぶりなので積極的に振りにいこうと。感覚は悪くない」と納得顔。体調不良により2カードを欠場し体重が3キロ減ってしまったというが、回復をアピールした。

 DeNA・八馬アマスカウティングディレクターは「三拍子そろっていて能力が高い」と評価。巨人・大場スカウトは「良い選手だと再確認できた。肩の強さはずばぬけていて走塁も積極的」とうなずいた。16日までにNPB11球団から調査書が届いており、「やるべきことをやらないと選ばれないので気を抜かずに。尊敬する父のようになりたい」と飯山。目の前の一戦に集中し、吉報を待つ。(間宮 涼)