会見でガッツポーズを決める那須川天心(撮影・開出牧)

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 「ボクシング・WBOアジア・パシフィック・バンタム王座決定戦」(14日、有明アリーナ)

 公式記者会見が11日、都内で行われ、七大世界戦(13・14日、有明アリーナ)に出場する14選手と、WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦に出場する那須川天心(帝拳)、ジェルウィン・アシロ(フィリピン)が出席した。天心は「那須川天心という現実を見せる」と意気込みを語り、会見終了後には米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手報道に対する発言への波紋と、FRIDAYの熱愛報道への思いも述べた。

 天心は「トレーニングだけでなく世間と勝負してきたつもり。しっかり回収したい」と初戴冠を誓った。そして「試合だけ見てほしいというのは皆あると思うけど、僕は那須川天心の生きざまを格闘技の中で見せたいなと思っているし、全て見せるスタイルでやっている」と哲学を開陳した。

 4日のテレビ番組での、テレビをつけたら大谷選手ばかりで皆飽きないのか、という趣旨の発言が波紋を呼んだことには「選手に対して言ったわけではない」とした上で「いい炎上だと思ってる。しっかり勝って回収して次の日のテレビのニュースにしてください」とたくましく語った。

 熱愛報道には「あんな早くすっぱ抜かれるか」とぼやきつつ「ジャブは突き合ってます。距離が大事なんでね」と、交際の段階をボクシングに例えていた。