美浦Wで長めからしっかり追われたチェルヴィニア(右)

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 「秋華賞・G1」(13日、京都)

 オークスを制して以来となるチェルヴィニアは、美浦Wでココクレーター(4歳3勝クラス)と併せ馬を行った。1馬身半ほど追走する形でスタート。その間隔を保ったまま4角をパスして、直線は進路を内へ。持ったままギアを上げて加速すると、アッという間に並び掛け、最後はパートナーに合わせる形で6F80秒3−37秒0−11秒4を計時して併入した。

 騎乗した太田助手は「きょうまで順調に調整はできている」と納得の表情だ。3週連続でWを長めから追われるハード調教をクリア。「先週も長めからやって、中間にカイ食いが落ちたりもしたけど、リカバリーしてくれました。連続で長めを追うのは(馬にも)大変だと思ったけど、大丈夫だという判断でやっています」と基礎体力の高さを信じ、攻めの調整を施してきた。桜花賞13着から劇的復活を遂げてのオークス制覇。その厩舎力で再びタイトルをつかみに行く。