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 ◇パ・リーグ 西武9―2オリックス(2024年9月24日 京セラD)

 西武がオリックスとの最終戦を制し、対戦成績13勝12敗で勝ち越しを決めた。上位4球団には今季の負け越しが決まっており、敗れれば52年ぶりにパの全5球団から負け越しとなる一戦で意地を見せた。

 打っては14安打9得点、投げては先発の今井が6回途中まで無安打投球を見せるなど7回121球を投げ今季9勝目と投打がかみ合い敵地で快勝した渡辺久信監督代行(59)は、試合後「(オリックスに)勝ち越したってことは良かったけど、今年一年、いろいろ反省はあります」と語った。

 快投を見せた今井については「このマウンドが合ってるのかな。凄く初回からいい感じだった。縦のブレがなかった。やっぱりそういうところで今日はいけるかなという感じで見てましたけど。ちょっと球数を要してたけど、これで9勝目なんでね。何とかあと1勝、最後ぐらいになるので頑張ってほしい」と今季2桁10勝締めに期待を込めた。

 続けて「ほんとしっかりローテを崩さず、しっかり自分の中の自分の目標もあっただろうし、なかなか勝ちにつながらない試合も多かったんですけど、そういう中で9勝して2桁狙えるところまできたってところで…まあ本当に今年は安定感があった。フォアボールも少なくなったし。元々のポテンシャルンがね、球界でも随一ぐらいのポテンシャルがあるんでね、真っすぐの強さと、スライダーで、ほとんどこの2球種で三振取るから。まあ、ちょっとびっくりするっていうか、あり得ない。先発ピッチャーとしてね」とチーム状況が苦しい中で9勝を挙げ、奪三振数トップの26歳右腕を称えた。