真田広之(C)ロイター/Image Press Agency/NurPhoto

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 9月15日(日本時間16日)、米テレビ界最高の栄誉であるエミー賞授賞式が米ロサンゼルスで開かれ、ドラマ「SHOGUN 将軍」で主演とプロデューサーを務めた真田広之(63)が主演男優賞に選ばれた。エミー賞で日本人俳優が主演男優賞に選ばれたのは初めて。同作品は先行して発表済みの技術・美術部門を含め、単一シーズンで歴代最多の計18冠を獲得した。

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 真田は2003年から拠点をロサンゼルスに移し、05年の映画「ラスト・サムライ」出演をきっかけに本格的にハリウッド進出した。

「ただ、真田さんに来るオファーは『ラッシュアワー3』(07年)や『ウルバリン:SAMURAI』(13年)、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23年)など、いずれも"ハリウッドがイメージする日本人"ばかりでした。アジア系を代表するハリウッド俳優として認められる存在でありつつも、"決して正しいとは言えない日本人のイメージ"を演じることにストレスもあったのでしょう。以前、『日本文化への誤解を解きたい』と語っていました」(映画関係者)

 事実、SNSなどでも、《ハリウッド俳優といっても、アニメキャラのような役ばかり》《結局はイロモノ扱いされている感じは否めない》といったコメントが多かった。忍者映画や時代劇でもそうだが、ハリウッドの日本や日本人に対する古い固定観念をなんとか払拭したいという思いが、制作も兼ねた『SHOGUN』でようやく身を結んだ感じだ。

「その一方で、日本人にはどうしても払拭しきれていない"真田さんに対する“固定観念”もあります」(ベテラン情報番組関係者)。それは、真田の"超モテ男"のイメージだという。

■女子高生と禁断の恋に落ちてしまうドラマ『高校教師』のハマり役も重なり…

「真田さんは78年の映画『柳生一族の陰謀』のオーディション合格をきっかけに芸能界デビューします。千葉真一のジャパンアクションクラブ出身ということもあり、スタントマンなしのアクションスターとして一躍人気俳優になり、アイドルとして売り出された時期もありました。素の真田さんは、物腰が柔らかく、女性に対してもすごく優しいので、とにかくモテました。共演女性は誰もが彼の虜になったと聞きます」(同)

 そんな彼について回ることになったのが、葉月里緒奈(49)との泥沼不倫騒動だ。

 真田は90年に手塚理美(63)と結婚し2児をもうけるが、95年の映画『写楽』での共演がきっかけとなり葉月と不倫関係に陥った。ロケでフィリピンに滞在していた真田のもとを葉月が訪れ、密会。その様子を女性誌が報じたのである。

「そこからマスコミは連日、2人を追いかけ回しました。葉月の態度は堂々としたもので、週刊誌のインタビューで、〈じゃ、離婚して出会ったらよかったんですか? いま出会っちゃったらいけないんですか?〉などと食ってかかるほどでした。それに対し、真田さんは逃げ回り、最終的には会見を開いて『責任を取れるように進んでいきたい』などと語りましたが、そのはっきりしない態度に批判が集まりました」(女性週刊誌記者)

 実は、真田の女性問題はこの一件だけなのだが、葉月のその後の男性遍歴や、不倫騒動前に演じた女子高生と禁断の恋に落ちてしまう93年のドラマ『高校教師』(TBS系)の教師役がハマりすぎて、なぜか真田に"女たらし"のイメージが固定してしまった印象だ。しかし、今回のエミー賞受賞の快挙によって"世界の真田"のイメージが上書きされることになりそうだ。

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