移籍後0敗の菊池雄星、地元ファンを絶賛させた“神発言”が話題、批判的な声は「間違っていたよ」
14日のエンゼルス後、謙虚に語ったトレードの衝撃
今季途中、米大リーグのブルージェイズからアストロズへ移籍した菊池雄星投手の発言が、地元ファンの賛辞を浴びている。13日(日本時間14日)に行われたエンゼルス戦で7回3失点と好投し、試合後は「GMが天才だと証明したい」とコメント。これにはトレードに批判的だったファンからも「間違っていたよ」「好きにならずにはいられないよね」とコメントが集まった。
菊池はトレード期限寸前の7月29日(同30日)に、ジェイク・ブロス投手、ジョーイ・ロパーフィド外野手、ウィル・ワグナー内野手という有望株3人との交換でアストロズ入りした。移籍後は8試合に先発し5勝0敗、防御率3.19。48イニングで59個の三振を奪うなど、安定した投球でア・リーグ西地区首位を走るチームに貢献している。ただトレード当時は、若手3人を出してまで33歳の投手を獲得することに批判的な声もあった。
米テキサス州ヒューストンの放送局「Space City Home Network」がX上に公開したインタビューで、菊池はトレードの衝撃について問われ「しょうがないというか、僕が一番びっくりしたし、3人も出すんだというのは……」と率直な感想を述べている。さらに「ファンの気持ちは分かっていたし、来たからにはGMが天才だと証明したいとずっと思っています」と地元ファンの心情にも配慮した言葉で振り返った。
この姿勢には、トレードに批判的だったファンからも絶賛のコメントが相次いでいる。
「私はこのトレードには批判的だった。間違っていたよ」
「トレードの時に疑問を持ったことを認めるわ。でも初先発でそれを消し去ってくれた。アストロズには彼と契約延長してほしい」
「このレベルの謝意を示す男は好きにならずにはいられないよね」
「選手がここまで率直にトレードについて語るのは極めて珍しい気がする」
菊池が移籍後先発した8試合で、チームは無敗。「予想していたよりもずっと良いトレードになっているね」という声もあった。
(THE ANSWER編集部)