世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥【写真:中戸川知世】

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フェザー級WBA1位のブルース・キャリントン

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に、米フェザー級選手が再び挑戦状を叩きつけた。井上を称賛しつつも「欠点がある」と指摘。「アイツを倒せると信じている」「ここ米国で戦いたい」と鼻息を荒くしている。

 かねて井上戦を熱望しているのは27歳の世界ランカー、ブルース・キャリントン(米国)だ。英ボクシング専門メディア「セカンズ・アウト」の公式YouTubeに登場し、井上がTJ・ドヘニー(アイルランド)にTKO勝ちした3日の4団体防衛について感想を求められた。ハイライトを見たというキャリントンは「彼の試合には欠点がある」と指摘。周囲からも「倒せるぞ」との声が寄せられたという。

 井上が「素晴らしいボクサーであることは認める。偉大なボクサーだ」と称賛しつつも、「でも俺はアイツを倒せると信じている」と大胆な発言。井上と共同プロモート契約を結ぶ米興行大手・トップランク社のボブ・アラムCEOが来年ラスベガス興行を開催したいとリング上で明かしたことを踏まえ、「ここ米国で戦いたい。それが日本でないといけないなら、まあ何でもいいけど」と主張した。

 キャリントンは2021年10月にプロデビューし、戦績は12勝(8KO)。フェザー級の世界ランクはWBA1位、WBO&WBC2位、IBF10位だ。井上は当面スーパーバンタム級で戦うと見られるが、海外からは1つ上のフェザー級でも対戦を求める選手が多い。キャリントンは6月にも「彼が上げてこないと」「俺が下げる意味がどこにある?」とフェザー級での対戦を望んでいた。

(THE ANSWER編集部)