日本代表へ6億円オファー…「断るには惜しい提案」 土壇場で交渉成立、英クラブ見せた本気度
デュッセルドルフは田中碧の残留を希望も叶わず
日本代表MF田中碧は今夏の移籍市場で3シーズンを過ごしたドイツ2部デュッセルドルフを離れ、英2部リーズ・ユナイテッドへと移籍した。
移籍市場最終日に決まった電撃移籍。残留を望んでいたデュッセルドルフにとっては「不意打ち」の出来事だったと英メディア「TEAMtalk」が報じている。
いくつもの移籍の噂がありながら、今季もデュッセルドルフで開幕を迎えた田中。カップ戦も含めて公式戦4試合すべての先発出場するなどチームの中心としてプレーし、このまま契約最終年もドイツに残ると思われた。
しかし、移籍市場の閉幕が近づくなかで過去にも田中への関心が伝えられていたリーズが獲得の動きを強めた。レポートによれば、最初の250万ユーロ(約4億円)のオファーはデュッセルドルフに拒否されたが、その後にリーズがオファーを400万ユーロ(約6億4400万円)まで引き上げたことで移籍が成立したという。
記事では、「デュッセルドルフはリーズが最初のオファーから引き上げるとは考えていなかった」とし、その後に届いたオファーは「断るには惜しい提案」であり、「デュッセルドルフは不意を突かれた」のだと伝えた。デュッセルドルフは田中の残留を望んでいたが、リーズの獲得に対する本気度が移籍を実現させる結果となっていたようだ。
今夏の移籍市場でリーズはDFアーチー・グレイ(→トッテナム)、FWジョルジニオ・リュテール(→ブライトン)、MFクリセンシオ・サマーフィル(→ウェストハム)など多くの主力選手を放出。田中には彼らに代わる主軸としての期待が懸かる。初挑戦のイングランドでどのような活躍を見せてくれるのか楽しみだ。(FOOTBALL ZONE編集部)