せんちゃん:そうね(笑)。おこぼれには多少預かってます(笑)。

◆なるべく「力まないこと」を意識

――お酒作りも経営も初めてになると、苦労もあったのではないですか?

せんちゃん:苦労ですか……。あんまり感じたことがないですね。ただ、お客さんが「1杯どうぞ」と言って。お酒をごちそうしてくれるのが、最初は嬉しかったんですが、自分の思った量より飲まなきゃいけない時があるくらい(笑)。

――この先の、せんbarの展望はどうですか?

せんちゃん:展望を考えるには至ってないですね……。

――正直、ここまで熱量がないとは思いませんでした(笑)。

小野まじめ:そうですよね(笑)。

せんちゃん:すいません(笑)。

――でも、このゆるさでコロナも乗り越えて、8年も続けられているのはすごいことですよ!

小野まじめ:テレビに一気に出るようになった頃、力みまくって沈んだことがあるので、そうならないようにはしています。

◆なぜクールポコ。は仲が良いのか?

――熱量的には拍子抜けしますが、お二人の仲の良さが伝わって来ます。テレビに出まくっていた時期、バーを始めたころ、そして今で、お二人の関係性に変化はありますか?

せんちゃん:相方が「お父さんになったな〜」と思うくらいですね。

小野まじめ:それ、関係性とは関係ねぇだろ(笑)。ただ、きちんと意思疎通ができて関係も良好じゃないと、お笑い以外にお店を一緒にやろうとは思わないですよね。今後も出てこないんじゃないですかね。

――お笑いだけでなく、お店も一緒にやっていると知って、すごく仲が良いんだなと思いましたが。

小野まじめ:あんまり仲良いというのも気持ち悪いから言いたくないですけどね(笑)。でも、うちの子どもたちもせんちゃんと遊ぶのが好きですし、普段もよく一緒にご飯も行きますし、良い関係性なんだろうなとは思います。

せんちゃん:相方がよく誘うタイプで、僕が誘われたら必ず行くタイプ。だから合うんだと思います。

◆「内村×今田」のようになるはずだった

――日々ストレスフリーで楽しそうにもお見受けします。一方でテレビの出演本数が多かったころはどうでしたか?

せんちゃん:ストレスはありましたね。時間の自由も利きにくいですし。テレビにも慣れていなかったので、アップアップで。今は、お笑いに対しても余裕をもって取り組めています。

小野まじめ:ありがたいことに、今も営業に呼んでくださる場がありますし、お店もお笑いもいい感じでやらせてもらっています。

――テレビの出演本数を増やしたい思いはありますか?

小野まじめ:そうなれば嬉しいですけど、今は家庭もあって妻もフルタイムで働いていますからね……。実際のところ、精神的にパンパンになっちゃうかなと思います。なので、この生活はすごくちょうどいいです(笑)。

――若手のころは「お笑いで天下を獲るぞ!」というギラギラした思いはありましたか?

小野まじめ:もちろん、そう思ってやっていました。でもテレビに出てみて「そういうタイプの人間ではないんだな」と、如実にわかりました(笑)。

せんちゃん:相方は当時、内村光良さんになりたかったんですよ。

小野まじめ:せんちゃんは、今田耕司さんね(笑)。

せんちゃん:でも、気づいたらもちつきしてました(笑)。

――では、もちつきを始めた頃に気がついたんですか?

小野まじめ:いえ、もちつきを始めた頃はまだ、「これをきっかけに」と思っていました。でも、今から考えると、もちつきの先にMCとかないですよね(笑)。

◆いずれは五反田でダーツができる二号店を

――今後、クールポコ。としての将来についてお考えはありますか?