(写真提供:ジャストプロ)

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歌手でタレントの「ミキティ」こと藤本美貴さん。2002年のソロデビュー後、「モーニング娘。」に6期メンバーとして在籍。2009年に結婚した庄司智春さんとの間には3人のお子さんがいるお母さんでもあります。最近ではYouTube「ハロー!ミキティ」も運営し、そこでの人生相談が人気に。その藤本さんのリアルな言葉を集めた『ミキティ語録−前しか見ない』が9月に刊行されることが発表され、話題になっています。そこで今回は同書より、一部をご紹介。「鋼のメンタル」とも称される藤本さんが<義理の親>について記した、的確かつ愛のある回答とは?

【写真】「お互いそれぞれの親を大事にしていることは、お互いが見せるべきじゃないかな」と話す藤本さん

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自分の親と義理の親

自分の親と義理の親、どちらの近くに住むか。

旦那さんには、自分を育ててくれた親の面倒を見る人であってほしいなって私は思う。義母であっても、近くにいてくれて助かることは、たくさんあるから。

ただ、近くに住んだ場合「あんまり来ないよね」と言われるのも、しんどい。

ある程度の距離感は保つ

近すぎるって、あんまりよくないんだと思います。お互い頼りすぎたり、頼られすぎたりとか。


『ミキティ語録−前しか見ない』(著:藤本美貴/CCCメディアハウス)

二世帯住宅でうまくいかない理由として「『昨日、帰ってくるの遅かったね』って言われるだけで、監視されている感じがして嫌だ」とか、聞いたことがあります。

だから、ある程度の距離感は保つのが、お互いにとっていいと思う。

それが結婚なんだとも

ただ、自分の親を大事にしてほしかったら、相手の親も大事にするべきだな、とはすごく思います。

自分の親にはよくして、相手の親にはあんまり……だったら、「自分の親には**しているのに……」って言いたくなる。

だから、お互いそれぞれの親を大事にしているところを、お互いが見せるべきじゃないかな。

こういうのって、譲り合い。それが結婚なんだとも思います。

歩み寄ろうとしている姿勢を見せる

義理の親に冷たくされても、冷たく仕返すのは、なし。気づかっているふりだけでも、旦那さんには絶対するべき。

何かの行き違いで、義理の親との関係がうまくいかなくなることはあると思う。

たとえば、あちらが「会いたくない」と言っているときは、会わなくていいと思うんですよね。でも、旦那さんには「私は仲よくしたいけれど、会いたくないって……残念だよね」っていう気持ちは、伝え続けたらいいと思う。歩み寄ろうとしている姿勢は、見せたほうがいいです。

旦那さんが親に何か言われても「いやいや、うちは会いたいって言ってるよ。孫にも会わせたいって言ってるんだよ。でも、会わないって言ったのはそっちだよね」って言える関係性を、旦那さんと築く。

冷たくされたから冷たくし返すのは、なし。気づかっているふりだけでも、旦那さんには絶対するべき。

親は絶対、旦那さんにいろいろ言ってくるから。でも、「私は違うよ」ってちゃんと言いましょう。

※本稿は『ミキティ語録−前しか見ない』(CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。