(写真提供:ジャストプロ)

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歌手でタレントの「ミキティ」こと藤本美貴さん。2002年のソロデビュー後、「モーニング娘。」に6期メンバーとして在籍。2009年に結婚した庄司智春さんとの間には3人のお子さんがいるお母さんでもあります。最近ではYouTube「ハロー!ミキティ」も運営し、そこでの人生相談が人気に。その藤本さんのリアルな言葉を集めた『ミキティ語録−前しか見ない』が9月に刊行されることが発表され、話題になっています。そこで今回は同書より、一部をご紹介。「鋼のメンタル」とも称される藤本さんが<仕事>について記した、的確かつ愛のある回答とは?

【写真】「理不尽なりに意外と生きていけるもんです」と話す藤本さん

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すべてが私に合うように作られているわけじゃない

できなそうな仕事や合わなそうな仕事があったとき、「これは、できません」ではなく、やっぱりやってみよう、合わせようとする努力は必要だと思う。

私も、好きな仕事ばかりできるわけじゃありません。いろんな役回りがあって、いろんな人と仕事します。

どんな仕事も、すべてが私に合うように作られているわけじゃないから。

まずはやってみる

人づきあいも、大人として。人として言われたことはやるし、仕事もその場でやることをやる。


『ミキティ語録−前しか見ない』(著:藤本美貴/CCCメディアハウス)

それがたとえ合わなくても、ちゃんと全力で向き合うことは必要なのかなと思います。

やってみると案外おもしろかったり、違う展開が見えたりすることも。もちろん「あ、やっぱり合わなかった」ってこともあります。

でも、まずはやってみる。それでしか、前に進めないと思う。

そう悪い方向にはいかない

起こっていないことに対して、「失敗したらどうしよう」「こうなったらどうしよう」とは考えません。

でも、もし考えてしまうのであれば、前もっていろいろ予測して動けるのは、すばらしいこと。

「こうならないように、いま何をするか」と考えて動いていけば、そう悪い方向にはいかないと思うんです。

「こうなったらどうしよう」と思うのは、悪いことじゃない。そのうえで、「そうならないように動けばいいだけ」っていう気持ちに持っていく。

「あ、理不尽だな」と思えばいい

社会に出たら、だいたい理不尽なことで怒られます。

そんなときは、「あ、理不尽だな」と思えばいいんです。

理不尽な人って、いっぱいいるんですよね。

でも、理不尽なりに意外と生きていけるもんです。

※本稿は『ミキティ語録−前しか見ない』(CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。