“間違い電話”を一度かけただけで…韓国アイドル本人に番号をさらされ「過激ファン」となった被害者の怒り

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勘違いから第三者が被害を受けてしまった。

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活動を中断しているボーイズグループNCTのロンジュンが6月20日、有料ファンコミュニケーションアプリ「bubble」を通じて「もう電話はやめてください。この方の番号を公開します」と伝え、ある電話番号を公開した。

これまで数々の“サセン”(私生活を脅かす過激なファン)被害を訴えてきたロンジュンにとって、自衛のための行動だったのだろう。

しかし公開された電話番号の持ち主は、サセンではなかった。

「間違い電話をかけただけで…」

その電話番号の持ち主であるAさんは、オンラインを通じてロンジュンの勘違いで発生した被害について明らかにした。

(写真提供=OSEN)NCT・ロンジュン

Aさんは「友人の番号だと思って間違えて電話した」とし、電話を切った後、継続的に知らない番号から電話や悪質なメッセージが来たと主張。「メッセージの内容を見て、まさか自分がアイドルに間違い電話をかけてしまったのかと思った。検索してみたら、ロンジュンが私の番号を公開し、私をサセンと既成事実化していた」と説明した。

続けて「すぐに携帯電話番号を変えようと携帯ショップに行ったら、これほどのことなら警察署に行かなければならないのではないかと言われ、番号を変えないまま警察署に行った。捜査官が私に継続的に電話をかけたのかと尋ねてきたので、私は一度間違えてかけたのがすべてだと話した」とし、自分がサセンではないことを強調した。

その後、捜査官がロンジュンの所属事務所SMエンターテインメントに電話し、ロンジュンにメッセージを送ったりもしたという。最終的にロンジュンのマネージャーから連絡が来たというAさんは、「マネージャーがロンジュンの代わりに謝ってきた。この時間以降、番号の流出をできるだけ防ぐと言った。私は、そちらのほうがサセンなのではないかと言った」と明かした。

最後にAさんは「電話をかけ間違えたのは私の過ちだが、だからといって事実が確認されていない一般人の番号を公開し、流出するのは正しいのか」とし、SMエンターテインメントにきちんとした釈明を要求すると付け加えた。

現在、ロンジュンのbubbleメッセージからは、Aさんの電話番号が削除されたという。この話が事実であれば、何の罪もないAさんはロンジュンの勘違いによって思わぬ被害を受けたことになる。

なお、ロンジュンは4月20日に活動中断を発表。所属事務所は「ロンジュンは最近、コンディション不良と不安症状で病院を訪問し、検査の結果、十分な安静と休息が必要だという医療陣の所見を受けた」と明かし、治療と回復に集中するためにロンジュンの活動が中断されると伝えた。

ロンジュンは以前から悪質なコメントやサセンによる私生活侵害について訴えていた。