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 ◇交流戦 楽天3―0巨人(2024年6月13日 楽天モバイル)

 楽天は13日、本拠の楽天モバイルで巨人と対戦し、3―0で下して3連勝。交流戦通算12勝3敗とし、球団初の交流戦初優勝へ、また1歩前進した。また、30勝29敗で今季初の貯金となった。

 0―0で迎えた4回だった。1死から鈴木大、渡辺佳の連打などで2死一、三塁。ここで、フランコが、1ボールからの2球目、巨人先発・井上の高めに抜けたフォークを中前に運んで先制した。

 7回には1死満塁から辰己が右前打して貴重な追加点を挙げると、さらに押し出し四球でこの回2点を追加した。

 4月21日の西武戦から4連勝中の先発の藤井が5回3安打無失点で救援陣にバトンを渡すと、6回は渡辺翔、7回は鈴木翔、8回は酒居が無失点でつなぎ、最後は守護神の則本が締めた。

 楽天は14日の広島戦(楽天モバイル)に勝ち、ソフトバンクが阪神戦(みずほペイペイ)に負けるか引き分けで優勝が決まる。仮に楽天が引き分けでも、ソフトバンクが敗れれば、優勝となる。

 今江監督は「序盤からチャンスを作っていたもののなかなか点を取れなかったですけど、あの場面でしっかりフランコが打ってくれて、非常に大きかった。継投?とにかくピッチャー陣がしっかりと粘り強く丁寧に投げてくれていた」とし、初の貯金は「貯金できたことはいいこと」とした上で「貯金というものはすぐ減ってしまうと思うので、しっかり使い方を考えてやっていきたい」と話した。