圧巻のシーズンを送ったヴィニシウス photo/Getty Images

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ドルトムントとの決勝を制し、2シーズンぶり15度目のチャンピオンズリーグ(CL)王者に輝いたレアル・マドリード。

ドルトムントにチャンスを作られるシーンもあったが、少ないチャンスを確実にものにしたレアルが2-0で勝利を飾った。今シーズンはリーグ優勝を果たしたため、2冠を獲得したレアル。そんなレアルで素晴らしいシーズンを送ったのがブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールだ。

決勝戦でもゴールを挙げたヴィニシウスは今シーズン、公式戦39試合で24ゴール11アシストをマーク。ゴールやアシスト数も申し分ないが、決勝戦でも見せたように同選手のドリブルは新たなレベルに達し、大一番でもサッカーを楽しんでいるようなプレイを見せるようになった。

そんなヴィニシウスについて指揮官のカルロ・アンチェロッティは試合後、「ヴィニJrはバロンドールにふさわしい。疑いはない」と絶賛。さらにティエリ・アンリ氏とジェイミー・キャラガー氏も「世界最高の選手」とヴィニシウスのことを絶賛している。

またリヴァプールやレアルでもプレイしたスティーブ・マクマナマン氏は『TNT Sports』にて、「彼は今、不動の人気を誇っているはずだ。準決勝のバイエルン・ミュンヘン戦では得点を決め、素晴らしいプレイを見せた。彼は今夜も得点を決め、起爆剤となった。彼は間違いなく最有力候補だ。キリアン(ムバッペ)、ハリー・ケインも素晴らしいシーズンを過ごしたが、個人的には、彼が今や間違いなく最有力候補だ」とコメント。バロンドールに相応しいのはヴィニシウスだと語っている。

これまでもレアルで素晴らしい活躍を残してきたヴィニシウスだったが、より若手中心となった今シーズンはチームを引っ張る活躍を見せた。加入1年目で圧巻の成績を残したジュード・ベリンガムやベテランとなった今でも圧倒的なプレイを見せるトニ・クロースも現段階ではバロンドール候補と考えていいだろう。

コパ・アメリカやEUROでの成績も影響してくるだろうが、現段階ではヴィニシウスはバロンドール最有力候補と考えても問題ないか。