今週の武豊騎手は札幌で土日計9鞍(撮影:山中博喜)

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 今週の武豊騎手は土日ともに札幌で、土曜4鞍、日曜5鞍の計9鞍に騎乗する。

 日曜11Rのエルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)ではセキフウ(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)と初コンビを組む。一昨年の兵庫ジュニアグランプリを制し、その後も重賞で2着2回、3着1回の実力馬。一時の低迷を脱し、今夏の北海道では大沼Sが59kgで2着、マリーンSも57.5kgで3着と、復調を果たしている。気難しい面のある馬だが、そこは腕の見せどころ。97年のバトルライン以来となるエルムSの2勝目、そして弟・幸四郎師とのタッグで3回目となるJRA重賞制覇を目指す。

 同じく日曜5Rの2歳新馬(芝1800m)ではガイアメンテ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)に騎乗する。父がドゥラメンテなら、母ミュージカルロマンスは米G1を2勝している血統馬。先月19日の栗東坂路では4F52.6-1F11.9の好時計をマークするなど、早くも非凡な能力を示している。芝の実戦でどんな走りを見せてくれるのか、気になるところだ。