2戦目で初勝利を挙げたミスティックロア(撮影:高橋正和)

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 レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)は大型馬が強いレースだ。近10年で520kg以上の馬が[2-2-3-7]の勝率14%、複勝率50%。とりわけ近年は凄まじく、18年は10番人気ヒラボクラターシュ(522kg)が2着、9番人気ビッグスモーキー(530kg)が3着、19年は11番人気トイガー(544kg)が3着、そして昨年は7番人気カフジオクタゴン(546kg)が1着だから、毎年のように馬券に絡んでいる。

 今年の登録馬のうち、前走の馬体重が520kg以上だったのはミスティックロア(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)、ベンダバリラビア(牡3、栗東・寺島良厩舎)の2頭だ。ミスティックロアはコントレイルの叔父となる血統馬。今回が昇級戦での重賞初挑戦となるが、スケール感は抜群。3連勝でのタイトル奪取も十分にある。ベンダバリラビアはここ3走が惨敗だが、デビュー3戦で見せた末脚は一級品だった。先行有利の新潟替わりはマイナスだが、展開次第では出番があっていい。

 今年も大型馬には要注目。本命党ならミスティックロア、穴党ならベンダバリラビアから勝負することをオススメしたい。