相手ファンから跳び蹴りを浴びたカッシオ。(C)Getty Images

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 母国ブラジルで起こった暴挙に、ネイマールが物申した。

 衝撃の事件が発生したのは、現地7月13日に開催されたブラジル・カップのラウンド・オブ16第2レグ、サントス対コリンチャンスの名門対決だった。ホームでの第1レグを4-0で勝利していた後者は、敵地で0-1と敗れたものの、アグリゲートスコア4-1でベスト8進出を決めた。

 試合終了の直後だった。乱入したサントスのファンが、コリンチャンスのブラジル代表GKカッシオの後方から猛然と迫り、跳び蹴りを食らわしたのだ。

【動画&画像】ものすごい勢いで背後から迫り、敵GKに跳び蹴り!ネイマールも非難した衝撃の蛮行
 幸いキックの寸前に気付いたカッシオがよけようとしたため、ダメージは少なく、逆にその男は引きずり倒され、駆け付けつけた警備員取り押さえられている。

 南米サッカーの情報を日々発信している『BITBOL』が「完全な狂気だ」と伝えたこの蛮行を、サントスOBのネイマール(パリ・サンジェルマン)も非難。自身のインスタグラムで次のように綴った。

「サントスの敗北に悲しんでいるが、最も悲しかったのはそのファンの振る舞いを見たことだ。カッとなり、僕たち落胆させ、恥ずべき行動を取った。これがすべてのファンの教訓になることを願っている」

 愛するクラブゆえに、その蛮行が許せなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部