ゴール前では激しい攻防も。千葉の新戦力の風間を柏の戸嶋がケアする。写真:田中研治

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[ちばぎんカップ]千葉0-1柏/2月11日/フクアリ

【警告】千葉=チャン・ミンギュ(65分) 柏=三丸(43分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ドウグラス(柏)

【チーム採点・寸評】
千葉 5.5(システム3-4-2-1:GKは新井章太、3バックは右から新井一耀、チャン・ミンギュ、鈴木大輔、ボランチは田口泰士、小林祐介、ウイングバックは右に福満隆貴、左に秋山陽介、シャドーに風間宏矢、見木友哉、CFに櫻川ソロモン)
 
ボールを回す意識は高く、システムの機能性も興味深い部分はあったが、なかなかフィニッシュにつなげられず。ワンチャンスをモノにされて10分に失点。後半終盤には交代選手を生かしてチャンスも作ったが、ゴールは最後まで遠かった。
 
 
【千葉|採点・寸評】
 GK
1 新井章太 5.5
10分にドウグラスに1対1を制されて失点。ただその後は周囲に指示を送りながらゴールを守り反撃を待った。シュートへの反応も良かった。それでも結果につながらなかっただけに、本人も納得はいかないだろう。
 
DF
6 新井一耀 5.5(81分OUT)
3バックの右で先発。前に持ち出すプレーも示したが、周囲との連係はより向上させたいところ。守備では身体も張ったが、失点シーンではカバーが間に合わず。
 
15 チャン・ミンギュ 5.5
新井一、鈴木と組んで柏の攻撃に対応したが、失点場面では細谷の動きにつり出された印象。クリアを味方につなげたいシーンもあった。
 

 
13 鈴木大輔 5.5
3バックの左に入り、パスをシンプルに味方へ供給する姿を見せた。激しいプレスからのボールカットも。キャプテンとして戦う姿を見せただけに採点は悩むところ。
 
MF
4 田口泰士 6
味方に合わずもプレースキックはやはり彼の武器で、中盤でリズムを作ろうと奮闘した。後半は司令塔として柏に狙われた感もあったが、千葉のなかで最も好印象だった点は加味したい。
 
5 小林祐介 5.5
アカデミー時代を過ごした古巣との一戦に「勝ちたかった」とコメント。セカンドボールを拾おうと動いたが、もう少しパスでテンポを上げ、田口のサポートもしたかったか。
 
17 福満隆貴 5.5(84分OUT)
守備時は相手が5バックで対応してきただけに難しさはあったはず。それでもより仕掛けたかったところで、クロスを供給できた場面は限られた。
 
MF
21 秋山陽介 5.5(81分OUT)
今季の新戦力は左ウイングバックで先発。後半は高い位置で勝負をする場面も増えたが、攻撃を活性化させるには至らず。今後に期待。
 
8 風間宏矢 5.5(81分OUT)
2本のシュートを放つも、ネットは揺らせず。周囲とのコンビネーションも発展途上の印象で、持ち味を発揮できるのは少し先か。この試合のMIPには選ばれた。
 
10 見木友哉 5.5(71分OUT)
新10番は攻撃のスピードが上がらないなかで、らしいゴール前での閃きや得点力をなかなか披露できず。不完全燃焼のまま交代に。
 
FW
40 櫻川ソロモン 5.5
最前線で身体を張ろうとの意識は強く感じられた。しかし味方を生かす時間をもう少し作りたかったところで、シュートも打てなかった。
 
交代出場
FW
19 サウダーニャ 6(71分IN)
推進力のあるドリブルはたはり魅力。DFを抜きながらボールを持ち運んだ。守備面を鑑みれば、今季もジョーカーとしての起用が増えるか。
 
MF
32 郄橋壱晟 ―(81分IN)
3バックの左に投入されると、ひとつ前の位置の末吉をサポートしつつ、自らも攻撃へ。ミスもあったが今度は先発で見てみたい。
 
MF
25 末吉 塁 ―(81分 IN)
後半アディショナルタイムには左サイドで仕掛けてクロスを送り、高木の決定機を演出。求められた縦への突破は見せた。