FW
20 高木俊幸 ―(81分IN)
左の末吉のクロスから迎えた、後半アディショナルタイムでの頭と足での2度のチャンスはともにポスト。試合終了後も悔しそうに天を仰いだ。
 
DF
11 米倉恒貴 ―(84分IN)
右ウイングバックに投入されるも、短いプレーイングタイムだっただけに大きなアピールとはいかず。出場時間を伸ばしていきたい。
 
監督
ユン・ジョンファン 5.5
ここ2年で築いた守備をベースに、攻撃面のクオリティアップを示したかったが、このゲームではその足跡は掴めず。ただキャンプではコロナの影響も受けており、1試合だけで評価するのは時期尚早。開幕以降で進化を見せられるか。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
[ちばぎんカップ]千葉0-1柏/2月11日/フクアリ

【警告】千葉=チャン・ミンギュ(65分) 柏=三丸(43分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ドウグラス(柏)

【チーム採点・寸評】
柏 6(システムは守備時は5-4-1、攻撃時は4-4-2になるような可変式:守備時の並びはGKは佐々木雅士、最終ラインは右から中村慶太、大南拓磨、エメルソン・サントス、古賀太陽、三丸拡、ボランチは椎橋慧也、戸嶋祥郎、2列目はマテウス・サヴィオ、ドウグラス、CFは細谷真大)

キャンプでは90分の実戦形式のゲームを組めなかったということで、コンディション面での不安要素は垣間見えた。それでもワンチャンスをモノにするところに“ネルシーニョサッカー”の真髄があると言うべきか。5バックで守る守備面は力強いだけに、磨きたいのはカウンターの質など攻撃面にあるように映る。

【柏|採点・寸評】
GK
21 佐々木雅士 6
19歳の守護神が先発の座を掴む。冷静にシュートを阻むなどクリーンシートで終え、勝利を先輩たちと喜んだ。

DF
25 大南拓磨 6
中村と連係しながら千葉の左からの攻撃に対応。球際で身体を張り、跳ね返した。機を見たオーバーラップも。

5 エメルソン・サントス 6
ゴール前でのボールロストがあったように安定性では評価が難しいところ。ただ無失点では終えており、5.5寄りの6というところか。対人守備や空中戦はお手の物でパワーを示した。

4 古賀太陽 6
櫻川との空中戦も苦にせず、キャプテンマークを巻いて最終ラインを牽引。無失点勝利に貢献した。

 
2 三丸 拡 6
守備面で頑張っていたが、もう少し前に出たかったところか。それでもディフェンスのバランスは崩さなかった。エメルソン・サントスとともに評価が難しいひとり。

MF
6 椎橋慧也 6(87分OUT)
戸嶋とともに幅広いエリアをカバー。タスクが多いだけにこれを常時続けられるかは不安な面もあるが、よく動いて戦った。6.5に近い6。

28 戸嶋祥郎 6(59分OUT)
左サイドに開きつつ、相手にボールを持たれればバイタルエリアを埋めた。椎橋とともに中盤のキーマンに。こちらも6.5に寄っているイメージ。

10 マテウス・サヴィオ 6
守備の仕事もしただけに攻撃面で輝けた時間は長くなかった。それでも仕掛けた際のキレはあった。

 
MF
8 中村慶太 6(78分OUT)
守備時は5バックのSBを担い、ひとたび攻撃に移ればサイドハーフや中央に絞って周囲に絡んだ。戦術上の最重要人物になりそうな気配。「6.5」でも良かったか。

FW
19 細谷真大 6(71分OUT)
ドウグラスへスルーパスを通し先制ゴールをアシストした。千葉守備時に潰されることもあったが、CFとしてプレスを回避しながらのキープも。

MAN OF THE MATCH
49 ドウグラス 6.5(87分OUT)
ここぞでの決定力はさすが。ディフェンスもこなしながら攻撃の機会も伺う献身性もあるだけに、今季の攻撃の核となりそう。

 
交代出場
MF
7 大谷秀和 6(59分IN)
走り回った戸嶋に代わってピッチへ。中盤の要所を締めながら1点リードのまま試合を推移させた。

FW
29 アンジェロッティ 5.5(71分IN)
細谷がどこか痛めたか、彼との交代で出場。千葉が前がかりになっていただけにカウンターに参加できるチャンスだったが、ボールが足につかない場面も。

DF
24 川口尚紀 ― (78分IN)
一度、相手のゴール近く右サイドでボールを受けるも抜くのか、打つのか判断で迷ったか味方にボールをつなげられず。より積極的にプレーしたかったか。

MF
22 ドッジ ―(87分IN)
クローザーの役割を担ったのだろう。大谷と中盤の強度を上げ、クリーンシートを完遂した。

MF
37 鵜木郁哉 ―(87分IN)
ドウグラスとの交代でピッチへ。終了間際には裏へのパスを呼び込むも、あと一歩、息が合わなかった。

監督
ネルシーニョ 6
今季は可変式システムで戦うか。まだ精度を上げなくてはいけないところが多そうだが、しっかり勝ち切るのがこの指揮官らしい。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

【ちばぎんカップPHOTO】千葉0-1柏|2年ぶりの伝統の一戦はドウグラスの得点を守りきった柏の勝利!!