「マインクラフト内にロシア当局のビルを作って爆破したい」という冗談を言った14歳の少年に懲役9年の求刑
ロシアの14歳の少年ら3人が、テロの準備をしていた容疑で逮捕され、裁判で少年1人に懲役9年、ほか2人に懲役6年6カ月と6年5カ月の求刑が行われました。少年らは携帯電話で「マインクラフト内でロシア連邦保安庁(FSB)のビルを作って爆破したい」という冗談を言い合っていたことがわかっています。
Беспощадность Прокуратура затребовала для канских подростков по 9 и 6,5 года зоны
Задумавшим взрыв здания ФСБ в Minecraft школьникам запросили реальные сроки: Следствие и суд: Силовые структуры: Lenta.ru
https://lenta.ru/news/2022/02/04/fsb/
Telegram: Девятиклассников из Канска обвиняют в создании террористического сообщества из-за переписок в ВК об анархизме и планирования взрыва здания ФСБ в «Майнкрафте». Не совсем тот киберпанк, которого мы ждали.
https://t.me/bazabazon/5212
裁判にかけられているのはシベリア東部・クラスノヤルスク地方のカンスクに住む14歳の少年ら3人。
少年らは2020年夏、与党・統一ロシアの事務所に発煙筒を投げ込んだ疑いで裁判にかけられているAzat Miftakhov被告に関するビラを町中に貼り付けることを計画し、1枚をFSBの建物にも貼り付けました。
翌日、このことで呼び出された3人は携帯電話を没収されて釈放されましたが、FSBの職員は電話の中に少年らが言い合っていたFSBの悪口や、マインクラフトでFSBのビルを再現して爆破したいという冗談などを発見しました。
翌々日、再び呼び出された3人は尋問を受け、2人が爆発物の作り方やアナーキズムについて調べていたという事実を、政府側弁護士からの助言もあって「自白」。自白した2人は自宅軟禁、自白しなかった1人は公判前勾留となりました。
FSBの告発により逮捕・起訴されることになった少年らにかけられた容疑は、当初は「テロ活動を目的とした訓練を行っていた」という容疑でしたが、のちに最大懲役10年の「テロリズム共同体の組織化および参加」へと変更されました。自白した少年2人は、のちに自白を後悔し撤回しています。
2022年2月、検察は自白しなかった少年に懲役9年、一度自白した少年2人に懲役6年6カ月と6年5カ月を求刑しました。
この事件について、少年らの親族からは「クーデターを目的とした組織を作ったとして10人が逮捕されて裁判になった『ニュー・グレイトネス』事件を再び作り出そうとしている」と非難の声が上がっています。