マックは「S」だけになったけど、ロッテリアでは「バケツ」です 広報担当者「ポテトを引き続きお楽しみいただければ」
2021年12月21日、日本マクドナルドからの発表が、日本国民に衝撃を与えた。
12月24日から30日まで「マックフライポテト」の販売を全国の店舗でSサイズのみとするというのだ。
この期間は、セットメニューも含め、MとLサイズは販売されない。
原料輸入の際に経由するカナダ・バンクーバー港近郊での水害や、新型コロナウイルスの影響による世界的な物量網の混乱により、輸入に遅延が起きていることが原因だという。
この発表にツイッターでは、
「マクドのポテトLサイズが販売されてないことを知り落ち込んでいる」
「マクドのポテトがSだけ?寂しいですね」
といった嘆きも見られ、12月24日付の「FNNプライムオンライン」では、販売一時休止の前日の23日に東京都内のマクドナルドでポテト目当ての客が店の外にまで長い行列を作ったと報じている。
バケツポテトが500円...だと?
マクドナルドのM・Lサイズのポテトは12月31日午前10時30分から販売再開するという。
そのときまでポテトを思う存分食べることは我慢するしかない――そう思っているポテトファンに救いの神がいることをご存じだろうか。
ファストフードチェーンの「ロッテリア」では、マクドナルドのM・Lサイズのポテトの販売休止期間中でも、Sサイズポテト4個分の「バケツポテト」がお得に食べられるのだ。
ロッテリアでは、12月4日から26日まで土日限定で、「土日限定Xmasバケツトリオ」と題して「バケツポテト」「バケツチキンからあげっと」「バケツポテから」の3品が通常550円(税込)のところクーポン利用でそれぞれ500円(税込)で提供される。
さらに、12月27日から2022年1月10日までは「年末年始バケツトリオ」キャンペーンとして、クーポンを利用すれば先の3品が引き続き500円で食べられる。
ツイッターでは、こんな声も上がっている。
「年末までマクドのポテトSしか買えないらしいからロッテリアでバケツポテト予約してきた」
「まっくのポテトがSしかないなら......ロッテリアのバケツポテトに行くしか......」
「マックフライポテトが無ければロッテリアのバケツポテトを頼めばイイじゃない」
12月24日、Jタウンネット編集部はロッテリアの広報担当者に取材を行った。
悲しむ「ポテトファン」に、担当者からメッセージ
――マクドナルドのM・Lサイズポテトの販売休止期間にバケツポテトをお得に提供できるのはチャンスととらえているか。
「コロナ禍の影響から弊社含め業界全体で不安定かつ予断を許さない状況が続いている中ですので、今後も注視し、安定供給をすべく企業努力を続けていきたいと考えております」
――マクドナルドのM・Lサイズのポテトを食べられず悲しんでいる人にメッセージはあるか。
「ファストフードの代名詞でもあり、誰もが好きな普遍的な価値である『ポテト』。引き続きお楽しみいただければと思います」
また、ポテトの提供に関しては、
「現在のところは、お客様にご提供できる供給量については確保しております。ただ、コロナ禍の影響から弊社含め業界全体で不安定な状況が続いているため、今後も予断が許されない状況に変わりはありません」
と説明している。
決して余裕があるわけではなさそうだが、楽しいポテトライフのためにバケツポテトをお得に提供してくれるロッテリア。年末にフライドポテトが食べたくて食べたくて仕方ない人は、ロッテリアに頼るのも一考かもしれない。