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一人暮らし向け物件のベランダは、戸建てほどの広さはないものの、何かしらに活用したいスペースのひとつではないだろうか。マンションやアパートのベランダも、使い方次第で収納に役立てたり、ガーデニングスペースにしたりすることができる。

ここでは、一人暮らし向け物件のベランダの活用方法や、知っておきたい注意点を見ていこう。

ベランダの空きスペースの活用術

洗濯物を干す以外にも活用したいベランダのスペース。まずは、一人暮らしでも手軽に実践したい、ベランダの空きスペースの活用法を紹介しよう。

収納スペースにする

一人暮らし向けの物件は1Rや1Kといった間取りが多く、収納スペースが少ないと感じる人も多いはず。ベランダも最大限活用して、収納スペースを確保したいところだ。

しかし、室外のベランダに物を収納することに抵抗がある人もいるかもしれない。そこで活用したいのが、ベランダに設置できるボックスや収納ベンチ。防水性で素材がしっかりした物を選ぶことで、荷物を雨風から守りつつ保管することができるだろう。

収納ボックスには、外で保管しても問題のない日用品や靴などを保管して、必要なときに取り出せるようにしておくと◎。

ガーデニングスペースにする

画像:REISM STYLE

ベランダの空きスペースにプランターを置いて、ガーデニングを楽しむこともおすすめ。花を育てたり、野菜を植えたりして、自分だけのガーデニングスペースづくりをしてみよう。
手軽に運べる鉢ならば、雨風が強いときにもすぐに室内に運ぶことができる。

ガーデニングをする際は、ベランダの柵から葉やつるがはみ出してしまわないよう、小さめのラティスフェンスがあると◎。プランターと結束させて、自室のベランダ内にとどまるように工夫しよう。

初めてのガーデニングなら、世話が簡単なバジルやミントなどのハーブ、ワイヤープランツやガジュマルといった観葉植物が育てやすい。慣れてきたら、野菜や花の寄せ植えなどにも挑戦してみよう。

ウッドデッキやウッドタイルを利用する

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ベランダをリビングの延長として見せるテクニックで、部屋を広々とした印象にすることができる。その際、ベランダにリビングの床と近い色合いのウッドパネルやウッドタイルを利用することがポイントだ。
リビングとベランダが一体化し、一人暮らし向けの部屋の印象を大きく変えられるだろう。春~夏シーズンは窓を開放することで、ベランダを居住スペースの延長として使うこともできる。

退去時には原状回復させる必要があるため、ベランダ全体にウッドパネルやタイルを敷き詰めず、あくまで一部にとどめることが大切。

また、水はけを良くするためにも、ウッドパネルは水抜きの穴などがついているタイプがおすすめ。防腐処理済みのウッドパネルやタイルならば、購入した物をそのまま敷くことができるだろう。

ベランダ収納をする際の注意点

ベランダのスペースを活用することに慣れてくると、ついさまざまな物を置きたくなったり、DIYに挑戦したくなったりする人もいるだろう。しかし、賃貸物件に限らず、集合住宅のベランダを使用する際は、ルールや禁止事項を守ることも重要。近隣住民に迷惑をかけないように、ベランダを使う必要がある。
最後に、集合住宅のベランダを使う際に、注意したいポイントを確認しておこう。

うっかり雨風にさらされないようにする

ベランダは風雨にさらされるため、貴重品や濡れると困る物は収納しないようにしよう。
濡らしたくない物を置きたい場合は、収納ボックスは防水性の物を選んだり、ビニール袋に入れた上で保管したりすることがポイントだ。

防犯対策をする

高さや立地条件によって変わってくるが、ベランダは外からも見えやすいため、物を置く場合は防犯対策が必須といえるだろう。個人情報がわかるものは置かない、外から手の届かない場所に置くなど、工夫して収納しよう。

避難口や避難はしご付近に物を置かない

ベランダは、集合住宅の共有スペースでもある。緊急時の避難経路となるため、避難口や避難はしご付近は常にスペースを空けるように心掛けよう。収納ボックスやプランターを置く場合も、配置には注意したい。

多量の土砂を使わない・多量の撒水はしない

プランターに大量の土砂を使ったり、一度に大量の水をまいたりすることもしないようにしよう。
大量の土砂や水は、ベランダの排水口が詰まる原因になりやすく、そのまま放置すると雨が降ったときに水があふれ、下階のベランダに水があふれてしまうこともある。そのため、排水溝周りを常にきれいにしておくことも忘れないようにしよう。
においや騒音、振動に配慮する

ベランダで肥料や除草剤、防腐剤を使ったり、大掛かりなDIYをしたりする際は、ご近所トラブルの原因になりがちなにおいや騒音、振動などに十分に注意したい。
作業の時間帯にも配慮し、室内でできることはできるだけ室内で行うなどして、周囲に迷惑をかけないようにしよう。

ベランダを活用するにもルールを守って!

賃貸物件を契約する際は、必ず「賃貸借契約書」を交わすこととなるため、ベランダなどの共有部分に関するルールや禁止事項についても確認しておこう。
契約書に記載されていないことやわからない点があれば、自己判断はせず、不動産会社や大家さんに確認することも忘れずに。

※この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています。