【ファンキー通信】僕らの生活を脅かす!? 「携帯呼び出し音依存症」ってナニ?

写真拡大

 「あれ!? ポケットに入っている携帯電話、今確かに着信音が鳴った気がするんだけど? 今確かに震えた気がするんだけど?」

 皆さんもこんな経験が一度や二度あるんじゃないでしょうか。この勘違い、カリフォルニア臨床心理学大学院のデヴィッド・ララミー博士によると“携帯呼び出し音依存症”という、一種の依存症であるという。博士自身もこの症状に悩まされているそうだ。

 ・・・ってことは、僕らのあの勘違いは一種のビョーキなんですか?

 「いえいえ、病気だということではありません。決して大騒ぎするようなことではないです。ただし、携帯電話に意識をとらわれ過ぎることによって集中力が低下している、という問題はあるかと思います。『着信音が鳴った気がするかも』というのは携帯電話に集中力を奪われている状態だと言えます。どちらにせよ、あまりいい精神状態ではないかもしれませんね」(某大学福祉心理学科教授)

 なるほど。確かに我々は携帯電話にあまりにとらわれ過ぎているのかもしれない。ララミー博士によると、自分がどれだけ人に好かれているかを判断するのに、潜在意識下では携帯電話の呼び出し音が鳴るという事柄に依存している部分があるため、この現象が起こるのではないか、としている。(なんだか図星のような気がして心が痛い・・・)

 また、イギリスの心理学グループによると、人間の脳がやらなければいけないことを頭の中で整理しようと奮闘しているときに、この勘違いが現れるという。

 でもでも、そんなことを言われたって携帯電話がないと僕らの生活は成り立たないですよね。いったいどうすりゃいいんですか!?

 「24時間携帯電話を肌身離さず持っているような人もいらっしゃると思いますが、たまには携帯電話を携帯しない時間を設けてみてはいかがでしょうか?」(同)

 なるほど。意外と簡単なことで、この症状は収まるそうだ。ということなので、仕事は残っているけど、私は今から携帯電話を置いて休息に出かけようかと思っております。

 あ、ダメですか、すみません。(梅田カズヒコ/verb)