バルサ次期会長候補がメッシの去就に言及「メッシとバルセロナの愛の物語は…」

写真拡大

 バルセロナの次期会長候補であるジョアン・ラポルタ氏が、同所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについてコメントした。スペイン紙『アス』がイタリアメディア『スカイスポーツ』を引用し伝えている。

メッシは昨夏に移籍希望を表明したが残留し今季も主将としてバルセロナを牽引。公式戦29試合出場20ゴール8アシストと結果は残しているが、契約は残り半年となっており、マンチェスター・Cやパリ・サンジェルマン(PSG)といったクラブが関心を示していると報じられている。

 また、バルセロナは今シーズン、リーグ戦でも首位に立つアトレティコ・マドリードに勝ち点9差をつけられ、チャンピオンズリーグ(CL)ではファーストレグでPSGにホームで3−1の敗戦とタイトル獲得が難しくなっている。

 この状況がメッシの退団報道を加速させる要因となっているが、ラポルタ氏は、メッシとの契約について次のようにコメント。引き留めに尽力すると語った。

「彼に愛情を与えることは非常に重要だ。メッシとバルセロナの愛の物語は、サッカー界で最も美しい物語の一つだよ。彼は愛されなければならない。彼はそれに値する。そして、経済的なオファーは評価の指針の一つだが、彼はお金を欲しているわけではない」

「私は彼を知っているし、彼とは良い関係を築いている。そしてリスペクトしている。彼は勝者だ。彼が望んでいるのは、バルセロナで再び勝利することだよ。彼を引き留めるために、私はできる限りのことをするつもりだ。国がバックにあるクラブがオファーを出している。お金がタイトルを保証するわけではないということは今はっきりさせなければならない。そしてレオはお金を稼ぐことよりもタイトルを獲得することを優先している」

「彼はコストよりもはるかに多くのお金を稼いでいる。メッシのコストはクラブの総収入の8パーセントを占めているが、約30パーセントの収入を生み出している。メッシはバルセロナにとって非常にうまみのある存在だが、それよりもさらに重要なのは、彼が我々に与える感情的なリターンだ。若い男の子や女の子に好きな選手は誰かと聞いてみてくれ、すぐにメッシと答えてくれる」