写真=(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

 森山未來、北村匠海、勝地涼が出演する映画『アンダードッグ』(11月27日公開、武正晴監督)で、石崎ひゅーいが歌う主題歌「Flowers」の映画版ミュージックビデオ(MV)が解禁。合わせて本編映像も公開された。

 【動画】解禁された「Flowers」映画版MV

 一度掴みかけたチャンピオンの道からはずれ、無様な“かませ犬”としてリングに立ち続けているどん底ボクサー・末永晃(森山未來)と、才能を期待されながらも過去に秘密を抱える若きボクサー・大村龍太(北村匠海)、大物俳優の二世タレントでバラエティ番組の企画の為にボクシングをすることとなった芸人ボクサー・宮木瞬(勝地涼)といった、3人の負け犬たちが人生の再起を賭け戦う人間ドラマを描いていく本作。

 主題歌に抜擢された石崎ひゅーいは、武正晴監督の「普通だったら映画の主人公になり得ない、世間の誰にも相手にされない奴が、クライマックスにリングの上で光を浴びるストーリーを作りたい」という想いを受けて、楽曲「Flowers」を書き下ろした。

 解禁された映画版のMVは、不格好ながらも懸命に咲こうともがく3人の姿と、彼らの心の叫びを代弁するかのような歌詞、そして背中を後押しする石崎ひゅーいの力強い歌声が共鳴し合い、観るものの胸をふるわせる仕上がりとなっている。

 また映像には、予告映像では見ることのできなかった本編シーンも。映像が進むにつれて、顔つきを変え、ヒートアップしていく男たちの姿とともに、映画への期待もますます煽られていく。

 主役の末永晃を演じた森山も「“ハードボイルド”や“滅びの美学”が成立しない、今の時代だからこその地に足の着いたリアルな物語です。負け犬、かませ犬と呼ばれながらも、いつかはこの世界から抜け出そうと思うものの、負け続ける。そんな生き方を選ばざるを得なかった人たちが、自分は負け犬であると認め、受け入れることで新たな人生を始める。ボクシングのように重心を下に置いた、心に響く映画だと思います」と重厚なドラマが展開する本作の魅力を語っている。

(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

 果たして、どん底に堕ちた男たちは「Flowers」のタイトルにあるように、リングの上で光を浴び、咲き誇ることができるのか。

 劇場版『アンダードッグ』前編・後編は、11月27日(金)にホワイトシネクイントほかで同日公開。配給は東映ビデオ。また、配信版『アンダードッグ』の配信スタートが変更となり、ABEMAプレミアムで2021年1月1日から配信開始となる。