【詳細】他の写真はこちら



そこで今回は、ミニ盆栽の魅力についてご紹介します!選び方や育て方のポイントやおすすめ樹種をチェックしていきましょう。

■ミニ盆栽の魅力とは?



ミニ盆栽とは、樹高約10cm未満の手のひらに乗るような盆栽のことを指します。その小ささから、ミニ盆栽のほかに「豆盆栽」とも呼ぶそうですよ。小ぶりな盆栽なのでインテリアにも取り入れやすく、数種類並べて置いてもかわいいのが魅力♡樹木の種類によっては年中楽しめるものもあり、育てていくうちに愛着が湧いてくるそうですよ。

■ミニ盆栽の選びかたは?



出典:@ bonsai_momijirooさん

まず、ミニ盆栽を育てようと思うと選ぶところから始まります。ここでは、ミニ盆栽の選び方を見ていきましょう。

・部屋の雰囲気



ミニ盆栽を選ぶときは置きたい部屋の雰囲気に合わせて選ぶと◎シンプルなお部屋に一点投入したいならインパクトのあるものを、お部屋のグリーンと馴染ませたいなら緑の葉物を。など、お部屋の雰囲気と合わせて検討すると選びやすく、インテリアとしても楽しめます。

・樹種



ミニ盆栽の中には、たくさんの樹種があります。葉を楽しむもの、花を楽しむもの、実を楽しむものなど、そのラインナップは迷ってしまうほど。自分のお気に入りの樹種を探してみてくださいね。

・器



盆栽といえば樹木を見て楽しむものですが、器も合わせて嗜むと乙なのだとか。盆栽愛好家の中では「鉢が先か樹が先か」という言葉があるほど、器は重要視されています。植木鉢のような形をしたものや、絵柄がついたもの、中国からきた骨董品などさまざま。好みデザインや色味から選ぶのも良いですね。

■ミニ盆栽としてメジャーな樹木4種



ミニ盆栽として育てられている樹種の中でも、メジャーなものを4つご紹介します。

・松柏盆栽



出典:@ bonsai_momijirooさん

盆栽と聞くと松をイメージする方も多いのではないでしょうか?ミニ盆栽でも松はメジャーで、松類をまとめて「松柏(しょうはく)盆栽」と呼ぶそうですよ。黒松や五葉松、赤松など、松の中でも種類がたくさんあります。



・雑木盆栽



出典:@ bonsai_momijirooさん

「雑木盆栽」とは、葉もの盆栽とも呼ばれ、枝の細やかさや葉の美しさを楽しむ樹種です。春に芽吹き、夏に葉をつけ、秋には紅葉、冬の裸木を…。と四季それぞれ違った顔を楽しめます。



・花もの盆栽



出典:@ bonsai_momijirooさん

「花もの盆栽」は、名前の通り花を楽しむ盆栽です。写真のクサボケのほかにも、桜や梅など季節を感じられる花が人気のよう。プレゼントとして贈られることも多い盆栽の樹種です。



・実もの盆栽



出典:@ bonsai_momijirooさん

「実もの盆栽」は、名前の通り樹木に実をつける樹種です。常盤柿のほかにもリンゴやさくらんぼなど、お馴染みのフルーツがあります。実をつけるのは、盆栽にとって重労働。実が成るまでに苦労するため、初心者さんには難しく感じることもあるようです。

■ミニ盆栽で使う器の種類



ミニ盆栽を育てる際には、樹種のほかに器にもこだわりたいですよね。ここでは、どのような種類があるのかご紹介します。

・盆栽鉢



出典:@ bonsai_momijiroo さん

盆栽鉢は、盆栽を育てていく鉢のことです。水はけが良く保水性があり、太陽熱を吸収してくれるものが盆栽を育てるのに適しているのだとか。樹種によって合う色や形が違うため、盆栽鉢を採用するときは合わせてチェックすると良いですよ。

・苔玉



苔玉は、土で樹木の根を包み、周りに苔を張りつけたものです。苔が含む湿気が根腐れの原因になるため、室内でずっと育てることができません。室外メインで管理する必要があります。

■ミニ盆栽の育て方のポイント



出典:@ bonsai_momijirooさん

初心者の方が押さえておきたい育て方のポイントを見ていきましょう。

・日照時間



盆栽を育てるのに日照時間は必要不可欠。一日陽が当たる場所が好ましいとされています。一日中が難しい場合でも、午前中は陽が当たる場所に置いておきましょう。また、日当たりが良いところが好きな盆栽ですが、夏の強い日差しに弱い樹種もあります。夏場は日よけなどを作って盆栽を守ってあげてくださいね。

・水やり



四季折々の顔を楽しむ盆栽は、水やりの仕方も四季によって変える必要があります。【春】一日一回、土が乾いてきたらたっぷりの水を与えます。【夏】一日二回から三回、朝と夕にたっぷり水やりを。夏場は水切れをしないように注意が必要です。【秋】一日一回から二回、土が水を含むくらいの量を与えます。【冬】二日に一回程度、昼間の暖かいときに行います。

・枝の剪定



美しい樹形を保つためには、不必要な枝「忌み枝(いみえだ)」をこまめに剪定しなければいけません。下向きに出る枝の「下向き枝」、幹を横切る枝の「幹切り枝」、木の正面から鑑賞者に向けて生える枝の「突き出し枝」、本来伸びる方向とは逆に向けて伸びている枝の「逆さ枝」を剪定します。逆さ枝は、針金で矯正することもできるそう。剪定する際は、普通のはさみだと傷つけてしまう恐れがあるため、剪定ばさみを使用してくださいね。

■初心者におすすめのミニ盆栽3選



盆栽を始めたばかりの初心者さんでも育てやすい樹種をご紹介します。

・もみじ



出典:@ bonsai_momijiroo さん

秋に紅の葉をつける「もみじ」は、ミニ盆栽の樹種として人気です。夏の水切れに注意が必要ですが、たっぷりの水を与えるときれいに紅葉するのだそう。葉が重なり合うため、風通しの良い剪定を心がけると良いですよ。



・アセビ



出典:@ bonsai_momijirooさん

春にかわいい花をつける「アセビ」は、難しい手入れが必要ない樹種です。花数は少なくなりますが、日陰でも比較的よく育つそう。蕾ができると水切れをしないように注意してくださいね。



・百日紅



出典:@ bonsai_momijirooさん

「百日紅(さるすべり)」は、初夏に花を咲かせる樹種です。剪定回数が少なく春と夏の二回で良いため、初心者にも扱いやすいのだそう。開花時期は水切れしないようにしっかりと水やりをしてくださいね。

■ミニ盆栽は初心者でも魅力たっぷりの優れグリーン



ミニ盆栽は、初心者でもポイントを押さえれば育てやすく楽しめます。通販でも樹木や器を購入できるため、お気に入りの樹種が近場に売っていなくても大丈夫ですよ。ミニ盆栽のきれいな形のつくり方を紹介している動画サイトもあるため、樹種を選んだら合わせてチェックしてみると◎ぜひ参考に、お気に入りのミニ盆栽といっしょに四季を感じてみませんか?