久保怜音 撮影/荻原大志

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今年1月にTDCホールにて初のソロコンサート「わたあめランドへようこそ」を開催したAKB48の久保怜音。3月18日に発売される最新シングルでも5作ぶりに選抜復帰するなど、これからに注目が集まるメンバーだ。ソロコンサートで「センターに立ちたい」と宣言した、彼女の真意と、今後の目標を聞いた。

──ソロコンサートのアンコール『黄金センター』では、「次のセンターは私だ!」と力強く宣言!



久保 しました〜! でも実はあの言葉、本当に言うかどうか直前まで迷っていたんですよ。自信がなくて、リハーサルでもうまく叫べなくて……。でも、いざ本番が始まってパフォーマンスをしていくうちに自分に自信が生まれたんです。なので、本番で宣言をしたときはとても気持ち良かったです!

──反響も大きかったのでは?



久保 そうですね。私が宣言したことでファンの方も燃えてくださって、「一緒に頑張ろう!」って声をいっぱい掛けていただきました!

──さてAKB48は57thシングルを3月に発売。久保さんは52ndシングル以来の表題曲選抜復帰です。



久保 発表前は「ソロコンサートまでやらせていただくのに次のシングルで選抜に入っていなかったらどうしよう」という気持ちがあったので、名前が呼ばれたときはすごくうれしくて、「よし、頑張ろう!」って思いました。

──57thシングルのセンターを務めるのは山内瑞葵さん。これは久保さんにとっても刺激になったのでは?



久保 私はずっきー(山内)がいっぱい頑張っているのを知っているし、ダンスも上手だし尊敬しているので、「ずっきーがセンターに選ばれて良かった!」という気持ちです。そしてもちろん刺激にもなりました。悔しいっていう気持ちもあるし、「私もいつかセンターに立ちたい!」という気持ちが強くなりました!

──ちなみに久保さんは、自分のことを負けず嫌いだと思いますか?



久保 負けず嫌いだと思います。ふわふわしているように見られますけど、例えば自分が何かに選ばれなかったり自分にできないことがあったりするとすごく悔しいって感じます。それを誰かに言うことはあまりないですけど、帰り道に1人で悔しさを噛みしめることはあります。

──となると、選抜から外れていたこの約1年半はずっと悔しさを抱えながら活動してきたのでしょうか?



久保 はい。だからこそ、劇場公演や握手会にもっと力を入れようと思って活動してきました。公演ではファンの方とのアイコンタクトをもっと増やそうと意識したし、握手会では以前よりフレンドリーに自分らしく接することを意識していました。

──なるほど。「AKB48にとって唯一無二の存在になりたい」という決意も語っていましたよね。



久保 今まではずっと「憧れの先輩みたいに私も輝きたい!」と思っていたんですけど、1つのグループに同じような人間が2人いるのってどうなんだろう、と思って……。

──憧れの先輩のコピーになっても意味がない、と?



久保 そうです。だから私は私で唯一無二の存在になって、私がこれからのAKB48の新しい歴史を作りたいって思っています!

──おおっ、力強い!



久保 最近は、“フレッシュ選抜”として(後輩の)16期生やドラフト3期生と一緒に活動することも多かったので、先輩として「自分が引っ張る」という意識も芽生えてきました。

──そして、これから目指すはAKB48のセンターですね!



久保 はい! そしてAKB48としての活動だけじゃなく、個人でもお仕事ができたら。私は動物が好きなので、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ)さんのような番組に出てみたいです。ホワイトタイガーの赤ちゃんに会うのが夢なので、それをかなえたいです!

(取材・文/左藤豊)

▽久保怜音(くぼ・さとね)


2003年11月20日生まれ、神奈川県出身。O型。ドラフト2期生。チームB所属。ニックネームは「さとぴー」。2015年5月、「第2回AKB48グループ ドラフト会議」において、AKB48・チームKに第2巡目で指名される。48thシングル『願いごとの持ち腐れ』で表題曲選抜メンバーに初選出。2020年1月にTDCホールにおいて、初のソロコンサートを開催。
Twitter:@AKB48K5